アクティヴレイド

アクティヴレイド -機動強襲室第八係-・9話。今までも折に触れ描かれてきたロゴスさんの内部、それはあまり統率が取れているとはいえない状況。その原因はほぼこの「ドッグ」さんにあり、今回も短絡的で子供っぽい独断によって面倒事を引き起こす。疎んじた親玉のミュトスさんに排除されたと思いきや上手いこと逃れて更なる暴走、そこに都知事の思惑が重なったり通りすがりの「頭の悪い」お嬢さんが擾乱したり、まあそんな話。

谷口監督ってこういう小生意気な悪役ってそのままにしとかんイメージがあるなーとか思ってたら、今回も案の定。途中のちょいコミカルなシーンを挟んでラストは凍結爆弾による全身凍傷、割と結構エグい結末である。意識を失う直前のドッグさん、虚空に手を伸ばして「復讐が…!」とかドラマチックに見せているけど、この辺の事情は視聴者側から見ると実に軽いしなあ。あるいは語られざるもちょっと深い要素があるのかもしれまへんけどね。

前々から怪しかった生徒会長がやっぱり怪しかったのはともあれ、あとは緑川の稲城さんですよね。今んとこ劇中の立ち位置を見るだに「裏切ったら一番効果的なニッチだな」とか思ったり、それ以上に緑川だったりでどうにもこうにも。これで純粋にダイハチの理解者のままだったらごめんなさいしなきゃならんですね。ごめんなさい。