コンクリート

●新番組・コンクリート・レボルティオ。水島精二監督で會川昇脚本でボンズで超人がどうこう、という辺りまでは知識としてあって、さてどんなんかなーと思ったら…すげえなこれ。一人クロスオーバーというか、魔女っ子とウルトラマンとロボアニメが典型的な世界観そのままに同居してて、そしてそれぞれの役割を持ったキャラとして置かれている。そうねえ、こういう感じのTRPG無かったっけ。どうだっけ。まいいや。

独自の年号表記や街の様子、ガジェットを見るだに「架空の昭和」って感じの世界の中において、「超人」ってすんげえ大枠でくくられてるフツーじゃない人たちを護ったり護らなかったりする組織が超人課。主人公はその中にあってロボを操る人吉さん、と成り行きで関わっちゃった魔法少女のきっこさん、ですかね。初っ端から時系列を少しずらしたり説明ナシで奇妙な状況を描写したり、「ん?」と引っかかるような演出をあえてやらかしている(そしてそれらはあとで一応拾っている)ってのが會川脚本っぽいなと思う。リスクはあるが印象には残るだろ、ってこってすな。

さて。華やかな画面でとっちらかった様相だが、監督と脚本…あと一話の雰囲気を見るだにここからもどんどんひねくれてゆきそうではある。それが期待されるものなのかどうかはよう判らんが、とりあえず面白そうなのでつきあってみましょう。…人吉さんのあの変形ロボ、もうすんげえ割り切ったデザインでキライじゃないしな。車の形そのまんま残ったケンタウロスロボ、データのアウトプットは鑽孔テープ。バカだなあ!