熱量としてのマンガ

NHK見てたら浦沢直樹がマンガ家の職場を録画したの見ながら当のマンガ家とお話しする番組やってて今回のゲストが藤田和日郎だった。いやなんかもう、ジュビロさんのマンガ描法ってすげえのな…。アタリ取ったら直でペン入れ始めて、その上でホワイトをガシガシ使いながら描き上げてゆく。ペンもそうだがまずホワイトの使い方の大胆な、いっそ暴力的とも言える迫力にビビる。そういやどこぞで「藤田先生の原稿は物理的に重い」と聞いたことがあるが、アップになった原稿の映像見て得心がいったよ。あれほとんど油絵のデコボコだ、もしくは塑像だ。今描きあがったばかりの原稿が、中世の絵画みたいに表面ひび割れてんの見てヘンな笑いが出た。…同じ絵(というか「目」)を8回もリテイクして、その度に上からホワイト置いてたらそうもなるわな。凄かった。