クラスルーム

Classroom☆Crisis・4話。カネも人材も機材も無くなっちゃったA-TECさんたちであり、とりあえず目先の5億が無いとなにもできないのでどうしよう…ってとこで、カイト先生は何故か労組に入っちゃうのでした、という話。そりゃちょっと矛先の向け方がズレてませんかね、と思ったら案の定、労組の委員長には利用されるわナギサ部長には役員昇格によってあっさりひっくり返されるわで散々である。…がしかし、その奇策である名前だけ役員という立場を利用し、カイト次長は本社から5億を引っ張り出すのに成功したのでした…という話。

終わってから俯瞰してみれば「カイトさんに権限を与える為に構築された危機」ではあるんだけど、話の上がり下がりが上手いこと作ってあってなかなか感心した。A-TECの活動を妨害した結果が彼らを旧知から救う鍵となる、という、一見ナギサ部長の負け行動に見えるけれども…最後にキッチリ認める言葉を送り、顔の下半分で「ふっ」と笑う絵でシメるというのは(なかなかやるな的な意図もあるにせよ)多分、元から「あんたがやれるところまでやってみんかい」というナギサさんの意図による行動だったんだろうね。ゆくゆくは社上層部をひっくり返すコマとしてA-TECを使うつもりだろうし、ここで潰れてしまっては困るってとこかしら。

2000万の稟議書を30回提出するってのも大概だけど、ワシのようなその辺の実務経験の無い人間からすると「うわーめんどくせー」って感じであり、カイト先生素直にすげーなーとは思う。まあある程度メガネちゃんにフォローはしてもらってんだろうけどね。やーねー大人の世界のしきたりってねー。