マッドマックス

●マッドマックス 怒りのデスロード見てきた。前評判で聞いたとおりすげえ単純なストーリーにこれでもかのアクションと車と暴力と変態野郎をぶち込んだ映画で、とてもワクワクするガキくさい映画で面白かったです。画面がとにかく「上半分青で下半分オレンジ」という、印象的といえばこれ以上ねーなーって感じでよろしい。夜のシーンは所謂「アメリカの夜」、っつーかもう真っ青。割りきってんなあ。

何よりかにより70歳の監督がこれ撮ったってのがすげえなーとひたすら感心した。それだけとんでもないパワーにあふれてたんだけど、一方で「次のシーンの区切りになるような目標物(朽ちた自動車)を直前にシッカリ見せておく」みたいな、娯楽映画として痒いところに手の届く演出もぬかり無いってのがよろしかったです。おかげで、カットも多けりゃ派手に動く画面も多いけどとても見やすい。老練だわな。

パンフに曰く監督、まず大量のストーリィボード描いてそれをもとに映画作成したそうで、なるほどだから「チラッと出てきただけでそのまんまなネタ」がいっぱいあるなーってのはそういうことだったのかと思った。ある意味それは、この一見単純な世界に妙な奥行きをもたらしているとも言えましょうか。何なんだろうねあの人喰い男爵のキャラ。象皮病っぽくて貴族っぽくて乳ピアサー…ううん怖い。

画像は他んとこで描いたのを修正してのっけとく。見て帰って慌てて描いたけど、まあそういう感じのほうがいいよなこの映画に関しては、と言い訳しておこう。