シドニアの騎士

シドニアの騎士 第九惑星戦役・10話。第9惑星にツッコんでった偵察隊はあっちう間に5割を損耗、イザナさんたち生き残りもその消息が知れない。小林艦長は「じゃ偵察隊はほっといてガウナ討伐ね」と言うが当然皆さんはそりゃねーよと反発する。そこにのり落合さんが介入、とりあえずおニューのロボを谷風にあてがってつむぎさんと一緒に向かわせたらええんやないの? と。てことで惑星ナインに向かうお二人であるが、ほしたら敵の正体はベニスズメであって…というね。

秘めた思惑はあるしいちいち悪役的雰囲気を出さなきゃ喋れないというタチではあるものの、のり落合さんの俯瞰した判断力はこういうときには役立つのだよね。今んとこは一応「シドニアの為に」という大目的からは逸脱してないし。それもまあつむぎさんと谷風、そして新型ロボがあったればこそではあるのだが。にしてもあのロボ、でかいクレーターができるほどの速度でクラッシュしてピンピンしてんのは大概な剛性だな! それを圧倒するガウナってのもすごいけど。この辺「強いロボに強いエース」というかなりストレートなロボアニメ要素ですよね。僚機(巨大つむぎさん)と敵機(星白顔のガウナ)は異質極まりないけどね。

戦闘シーンってことで凝った絵や動きが連発状況、見た目にかっこよくてよろしかった。突然の被弾でナインにおっこってく谷風機の、ゆるい螺旋を描く煙のトレイルとかいいよね。あとつむぎさんとベニスズメドッグファイトは、どっちかっつーと「巨大物VS複数のロボ」という構図の多い本作としてはそこそこ珍しいシーケンスでしたな。そんなけベニスズメが特殊だってこともあるけれど。