古ゲーとD&Dと特撮と

●こないだザナドゥについての日記書いたら知己と「PHANTASIE」についての話になって、その際にスクゥイシー ・ガンクだっけ、妙な名前のモンスターが居たなと思い出したのでちょっと検索してみる。どうやらSQUISHY GUNKというスペルであるようだ。ワシの記憶では確か悪魔っぽい有翼生物だったのだが、上記単語で再度検索したらどうもそんなんじゃない感じだぞこれ。そのまんま翻訳すると「ずるずるべたべた」みたいな意味っぽい。とするとどっちかっつーとスライム系のモンスターだったのか? 

検索で引っかかってくる資料が少ないので明確な結論を出しにくいが、もともとの英語版では不定形っぽいグラフィックのようなので多分そうなんだろうな。日本へのローカライズ時点で何故か雰囲気が変わっちゃったってことだろう。まあねえ、この時代の移植作業ってのはそうそう資料も多くないだろうし、色々大変だったんだろうなと思う。今ではこれこのとおり検索エンジンがあるからねえ。そらまあ、ネット上でも間違った言辞が定着しちゃってそのまま訂正されず流布するってこともあるにはせよだ。…「Wizのカシナートの剣ってフードプロセッサだよな」とか、ネットがあるからこそ喋れるネタですもんね。

●その手のネットで知ったネタで近年一番おもろかったのがこちらですわなあ。
http://togetter.com/li/715300
日本特撮→香港のパチモン玩具→D&D、という割と衝撃のデザイン経過。ラストモンスターやアウルベアが日本のRPGでそこそこ見られるってのは一種の逆輸入、紆余曲折を経た里帰りってトコだろうか。アントラー→UMBER HULK(D&D、褐色巨獣)→LIMBER HULK(ザナII)という経過は、伝播段階のそれぞれに屈曲や変形があってすげえおもろいと思う。あと写真にOtyughが写ってますが、ワシにとってこの怪物はやっぱしザナドゥなんだよね。「オチュー」呼ばわりで定着しちゃったのはザナドゥと「RPG幻想辞典」のせいだと個人的に思ってますが、まあ確かに当時のワシらに「Otyughはアティアグと読め」ってのはムチャだよなあ…。今ではオチューっていうとファイナルファンタジーなんですかね?