なんか海外の麺

●量販店でヘンなものみかけたので買ってくる。なんかインスタントの麺らしい。

ピーナッツサテー味。サテー? 何でしょうか。検索してみると東南アジアの串焼きのことらしいが、同時にこの串焼き用に使うタレというかソースの味を指すこともあるらしい。じゃよく判んないね。実際サテー麺ってのはそれで定番商品になってるようだ。まあとにかく。

開封。何というか、実に素っ気ない。麺のパッケージ具合は給食のソフト面を思い出す。作り方を見ると、この麺とソースをこのまま外装の箱にぶちこんでそのままレンジでチンするとのこと。…ええー、大丈夫なのかこの箱。結構普通の紙箱に見えるけどなあ。あ、どっかで見たなと思ったらこの箱の形、米国映画の刑事モノとかにでてくるデリバリの中華飯だ。まあいい、とにかくその通り作ってみる。

できあがり。…旨そうに見えんなあ…。彩りがまったく無く、薄ベージュ一色なのがアカンのかしら。上に香草やスパイスでも乗ってたらまた違うだろうけど。

んで実食してみたところですけどね。…うん、ううん…。あんまりおいしくない…。ピーナツとココナッツミルクと砂糖の甘さで喰うもんなんだろうけど、風味とか以前に脂っこさと甘さがどうにも麺料理っぽくない…。旨みに乏しくてベタッとしてんので、なんかこう「もっちゃもっちゃ」って感じの味気なさがちとアレだ。スパイスらしい辛さも薄いし、とにかく「味の起伏」が不足してる印象だ。まあかなりの部分は慣れの問題なんだろうけど、文化が違う、って感じだなあ。…東南アジア麺だったら、前に喰ったヤムヤム印のインスタント麺の方がワシ好みだったな。あっちはワシには辛すぎんだけど、でも旨みもあったからなあ。