今はまだ動くその冷蔵庫

●ウチの冷蔵庫がちょっと調子悪い。まァ少々怪しい程度なのだがもう結構なおじいちゃん冷蔵庫だし、そろそろとっかえ時かなってとこでふと思い出す。我が集合住宅の一角に、こっから出てった人たちが置いてった大物荒物を放っぽらかしてる部屋がある。まだ使える電化製品とか椅子とか机とか、そういうものだ。だいぶ昔大家のおっさんから「要れば持ってっていいよ」と言われてたのだっけ。

てことで久々に物置部屋に赴く。そこには冷蔵庫が二つ、どちらも今ワシの使ってるヤツと同じくらいの大きさである。適当にマシっぽそうな方を見繕ってワシの部屋まで運んでくる。外装内面ともに汚れを拭き取り、まずはコンセントに挿してしばらく様子を見る。…長い間放置してあった割には、特に問題も無く冷えてくれる。うん、よし。これなら移行しても問題なさそうだ。

しばらくはこの冷蔵庫でイケそうだな、ってとこで気付いたのが扉内側に諸元を印刷したシールが貼ったァってですね、それを見ますとですね、製造年が83年。…なんやキミ三十路越えかいな! キミも大概なおっさんやな! 道理で扉裏のラックが妙にペットボトル入れにくいサイズになってんなと思ったんだよ。これ、紙パックとかそういうのに最適化したサイズなんだろうな。…検索してみると飲料用ペットボトルの全国展開開始が83年。じゃあこの年製造の、それも小型冷蔵庫じゃ対応してないだろうなあ…。

ま、別に使えないワケじゃないので今んとこはそれほど不満もない。もしこの冷蔵庫がアカンなってもまた元のととっかえたらエエし、まだ物置部屋にもういっこ冷蔵庫あったし…ってもう、そこまで行ったら新しいの買いなさいよ。はい。