野崎くん

月刊少女野崎くん・10話。前半は若と瀬尾さん、お二人の話。どっちかっつーと軟弱気味できゃんきゃん言わされてるタイプの後輩男と、ドンと構えて無茶苦茶やらかすガサツな先輩女。うん、とてもいいカップルだと思います。若の方は純粋に振り回されつつかなんなあと思ってるのだが、様子見てるとローレライさんの方はこれちょっと脈あるよね脈。まあその脈がどういう性質のものかはちょっと判らんけどさ。ともあれ、一緒に映画館に行ってよっかかられてだべって、って普通のデートやんね。高校生でね。ひゅーひゅーやんね。

後半はローレライさんをツナギにカマしたのち、鹿島くんと堀先輩の方にフォーカスを移す。こっちも相変わらず(妙なレイヤとはいえ)エエコンビの割れ鍋に綴じ蓋、一挙一動がある種のいちゃいちゃに見えんこともない。まあそのいちゃいちゃってのは多分にプリミティブな暴力を伴ったりするもんなんですけどね。

ネタとして「鹿島くんは音痴である」ってのが出てきたが、やっぱこういう意図的な音痴描写ってのはいろいろ難しいところだな。今回は「新世界より」を流して演出してましたが、ドヴォルザークも音痴の演出として使われるとは思いもすまい。ミュージカルネタの一環としてアイキャッチで「雨に歌えば」をやってる鹿島くんが何気にかわいくてよし。街灯じゃなくて風呂屋の煙突でしたけどね。

あと今回は剣戟シーンがとても良い作画で見所となっている。毎度どっかに作画的アイキャンディを置くことがノルマか何かなんでしょうか、この作品。ワシはとてもうれしいけど。