鬼灯の冷徹/キルラキル

鬼灯の冷徹・2話。前半は地獄の小間使いさんが主にパンツについてだらだらとしゃべくる話、後半は西洋地獄の主が本邦(?)の地獄視察に来る話。相変わらず何というか、独特のダラけ方を呈する作品ではある。1話のときに思った「ちょっとテンポ悪いんじゃね?」という印象は今回もあまり変わらないが、ちょこちょこキャラが増えてきつつある段階なのでその辺は面白い。あのやたら妖艶っぽい蛇ねーさんがなんか気になった。また出てくるんだろうな。

西洋地獄のサタンさんに玄田哲章。パワー満点にしてどこかコミカルというキャラはもうこの人の独壇場ってとこではありますな。そんなサタンさんが多寡をくくりつつ冷やかしに来たお人が青ざめてしまうってなテンプレ物語なんだけど、これってば日本の地獄に対してではなく冷徹さん個人に対しての恐怖やよね。つーか、悪魔のクセに案外と小ぢんまりとした思考法の人だな!

キルラキル・14話。鮮血を失ったリューコちゃんであるが、その手には鮮血の欠片…いやむしろ本質のような一片が残っている。あれだけでパワーはともかく、人格(?)的にはほぼ完全であるところを見ると、絆糸とかそういうモノなんでしょうかね。散り散りとなった残りの鮮血を求め、リューコちゃんはサイクロン号みたいな音立てながらバイクを駆って関西へと向かう。ムダに乳首を光らせつつミキスギ先生も去ってゆく。ああ感動の…何だこれ。まいいや。

一方の襲学旅行ご一統は三都到着。神戸はビーフ学生、京都は陰陽師学生、大阪はゼニカネ学生とまあここまでテンプレな敵キャラであるならばまあ文句も出るまいよ。…このステロタイプカンサイネタをやらかしてんのが、関西に縁深い中島かずきであるってのが面白い、っつーか当然の結果というか。粟根まことをアニメの声で聞くのは初めてかもしれまへん。これも中島人脈やろな。

勢いとごり押しでバキバキ進む物語はこの作品らしいパワーであり、カンサイノリとよう合ってたような気がします。でもやっぱ、神戸さんの牛肉装甲はちょっとムチャがあると思う…っつーかこの作品基本的にムチャしかないのだが。あと屋台にゴリライモがいらっしゃいましたな。ド根性ガエルファンって多いよね、この業界。