キルラキル

キルラキル・3話。アバンはサツキかいちょの回想シーン、過去なので画面比が4:3であるのが面白い。確か1話のリューコさんの時もそうだっけか。んでもって本編はその両雄…両雌激突、シリーズ序盤の山場としての構成・演出・作画全て十全に盛り込まれた、すこぶる力の入った回である。前半のミキスギ先生との会話や満艦飾一家とのからみに於けるせくしぃ小ネタ、いちいち恥ずかしがってるリューコさんという要素がそのままクライマックスの流れに関わってくる、という呼応がバカバカしくもなんか面白い。

…ただ、これでリューコさんはあの痴女っぽい服に照れたり恥ずかしがったりすることはなくなったってのが割と残念。ま、アレは戦闘中の覚悟ってことで、普段の性格はまだまだどこかウブっちいお嬢さんだと期待しましょう。うん。

さて。サツキ様とリューコちゃんとの対置構図である。カラーシェーマもサツキ様が青白、リョーコsさんは赤黒。この対置は斑鳩を思い出すな。えー、今のところはサツキ様も倒すべき巨きな壁ではあるが、根っからの悪役というよりはのちのち仲間とかライバルとか、そんなんになりそうな気配もお方でもある。

そして上記のとおりクライマックスに相応しい、パワーあふれるアクションが満載であった。多分これ3Dのグラフィックを併用してるんだろうけど、上手いことブレンドしてあって見た目に違和感が無いのがよろしい。大爆発ののち吹き飛ばされた破片(や人間)が吹き戻しで逆方向に煽られる、ってな描写は庵野さんがヤってたネタだけど、そっかー両者の衝突は核爆発レベルなのかー、ってなハッタリがよう効いてて面白かった。うーん、こら大変なアニメではある。作る方も見る方もねえ。

あと、両者の対立に割ってはいるマコちゃんは大したバカチンだが、そのゲージはちとヤバいので発動させないように。んであと、犬牟田さんのケータイデバイスやサツキ様んちの認証装置など、この世界のメイン表示装置は何故か白黒液晶なのね。微妙にレトロっぽくていいな。…つーかあのドット荒い液晶タッチパネルのスマホ、いいなあれ。