ワタモテ

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!・8話。今まで散々っぱらフカシこいてた相手のイトコさんが襲来してくるのでどうしようの巻。もうそのシチュエーション聞いただけでいたたまれないことこの上なく、実際見てみればやっぱりいたたまれない。おそらく今までで一番見てらんない度合いは高かったのではあるまいか。イトコの人・きーちゃんさんがもこっちさんを見る視線が、尊敬→軽侮→憐憫と変化してゆくさまがどうにもこうにも、ああもう妙な汗が出ることであるよ。ぜェんぶまるごともこっちの自業自得であるのがまた、殊更にねえ。

図書館にての一連のシーンは、わざわざ向こうから外面内面ともにイケメンなお人が接触してきたという稀有な状況を、自から丁寧に丁寧に潰してってしまう(ついでにきーちゃんの軽蔑を勝ち取る)もこっちさんが実に哀しい。もうアレやね、「物語の構造上どうしてもそうあらねばならないわが身」が呪わしいというレベルである。んでもってそんなどん底ステータスを一発逆転しようとツッコんできたイヴェントが「小学生相手のTCGでサマやらかして勝利する」だもんなあ…。そらきーちゃんも全てを超越して赦しを思うよ。…あまりカード等の知識は無いけど、どれも本ネタあんねやろな。唯一ソリンの復讐だけ気付いたから多分そうやろなという類推ですけども。

いとこのきーちゃんさんに釘宮理恵ねーさん。純真無垢から諦観の菩薩まで広いレンジのキャラをシッカリ好演。想像の中とは言え「コイツ処女膜で喋ってやがんな」などという台詞まで言わされちゃって…ってもまあ、高松やら水島努やらのカントク下でその手のアレコレはヘでもねェ経験してますもんな。うん、まあ、そういうことで。じゃ!