畑のお肉

●「畑のお肉」という商品を買ってくる。大豆による代用肉ですな。なんかおもろそうだったという、まあ理由はそれだけです。いくつか種類があるうち、今回買ったのは煮物・揚げ物用というナゲット状のもの。120g500円弱とそんな安くないが、まあこれ乾燥状態のものですしね。水で戻したら結構なカサにはなるでしょう。


これでだいたい半分だから60gくらいかな。じゃck師の教えに従ってワキに大きさ比較できるもの、Mサイズ玉子を置きました。カッサカサで軽い塊でして、なんかお麩みたい。

水で戻した状態。ぶよぶよと膨らみます。よしよし、一袋全部使わなくてよかった。エライ量になるとこだった。

唐揚げにしました。パッと見ィは結構肉っぽいっすね。

喰った感想は、まあ肉じゃないよなと。原材料見てもほぼ大豆由来のものだけで、香料などは入っていないので当たり前っちゃ当たり前である。純粋に中身だけ喰った感じだと、いかにも大豆製品っぽいというか郷土料理にありそうだなというか、そうねえ…ワシの乏しい食品経験からすると湯葉をもうちょっとガサツにしたような雰囲気だろうか。乾燥してる状態でかじると味の付いてない大豆スナック菓子みたい。肉を喰ってるぞっちうパンチ力にはちと足りないし、もとが乾物なので揚げちゃうと物理的にもかなり軽い。

面白いのは、製法上の工夫か内部構造に方向性があって、かじった断面が鶏肉の繊維のようにはなるのね。まあ食感はやっぱり固めのお麩に近いんだけど。今回は揚げて調理しましたが、煮物に使って煮汁を工夫したらもちょっと肉料理っぽくなるかもしれんな。まあ、元が大豆だけにべつだん不味くもないし、そういうもんだと思って喰う分にはなんか面白い食材だと思います。

あ、今回から揚げの粉は水溶き式のものを使ったんだけど、本体の代用肉の方から水分が出てきて衣がシャバシャバになっちゃったのは失敗したところ。粉をまぶして揚げるタイプの唐揚げ粉ならそういうことはなかったでしょうな。