ささみさん

ささみさん@がんばらない・11話。欲望の宴、もとい懇親合宿の続き。エドガワさんと仲良くなりたいささみさんであるが、エドガワさんの方はどうにも偏ったお付き合い経験しかないようでありかみ合わないし、それ見てたカガミさんは「私のこの胸のモヤモヤは何?」みたいな未分化の嫉妬心を持ってしまうし、まあいろいろ大変なことであります。一応エドガワさんの方は保護者っぽい人たちがそれとなくフォローしており、彼らはそこそこ常識的な感性を持ってるようではありますけどね。てェか「子守り」さんは初出やな。ま、彼についてはおいおい何かあるでしょ。

一方のカガミさんであるが、彼女にとっても友人を得た経験はささみさんが初めてだったんだよな、そういや。年齢不相応な不器用さであるが、それについてはささみさんもエドガワさんも五十歩百歩。こんな感じで落ち込んだり立ち直ったりの連続で人間関係って醸成されてゆくんだよねえ、うんうん若いっていいよねえ…ってとこだけど、問題はコイツらみんな神サンに準ずる力量持ちだってことやろな。痴話喧嘩一つで世界が危険になりかねないので、傷心して去ってったカガミさんの辺りで「うわこらやべえ」とか思ってしまった。仲直りできてよかったね! まあ次回辺りまた大騒動になるんだろうけどね! エドガワさん九頭竜がどうとか言うてるしね!

にしても、ささみさん含めたこの三人の友人関係者って、ひきこもりにロボットにふたなりに、という社会的な(という言葉で済ませるにはアレ過ぎるかも知れんが)外れ者であるのは意図的なのだろうな。自分の中にどこか弱いところを持っているからこそ、他者に対しても寛容となれる、とか。あるいは強き者それすなわちフリークスである、みたいな聖痕っぽい要素と見なすこともできるか。ま細かいことはいいやね。