たまこまーけっと

たまこまーけっと・11話。たまこさんがお妃候補になったので沸き立つ商店街。相変わらずその視線はあったかいことである、のだが、そんなたまこさんにモヤモヤすることもあったりする。特にモチゾーとミドリさんの心中やいかばかり、そして「きっと、たまこが一番怖い」と感じているのだろうな、という。友人ってのはエエもんやね。ちゃんと気づかってくれるからね。

てことで、ここまでのんびり来てた舞台にちょいとした変化の兆しが見えるお話。ファンタジィに片足突っ込んだ古臭くて人情深い舞台設定だけに、この「変化」っちう要素はことさらドラマチックに映る。上記の通り、達観しているようで割とそうでもないたまこさんにとって、この変化に向き合い辛いからこその「商店街メダル」への執着なのだろう。やがて来る大きな問題から無意識に目をそらし、目の前にある日常のよすがとなるものから離れられなくなる…アレかな、テスト勉強すべきなのに部屋掃除にかまけたりするような。違うか。まいいや。

このままたまこさんが南国のお妃となってしまったら、登場人物における幸せの総量はあまり大きくないものとなろう。しかし、なんかかんか状況と心情を整えた末にマジでたまこ姫さまとなっちゃう、ってな物語作りもそれはそれで面白いだろうと思う。その「なんかかんか」のチューニングは相当難しそうだけどね。まあチョイちゃんがお妃になって「青い鳥は身近に居たんだ」みたいなところが落としどころっぽいけどね。お妃の徴である香り・ほくろ・お餅好きという要素も、それぞれネタを仕込めそうだしな。

新世界より…を録画したと思ったら野球してる人たちが映ってた。げえ録画失敗、と思って検索したら月曜日に移動ですか。危ねえ危ねえ、録画予約しなおしとかないと。