ささみさん

ささみさん@がんばらない・9話。アバンのご当主お父んのダメ人間日記は恒例モノになるのだろうか、という感想に続き本編。過去改変もて世界征服を策謀する悪のオカルト結社「アラハバキ」に立ち向かうために、ささみさんご一統は同じく過去に遡ることで対策を講じる。ついでに生前の母の姿、その人となりを見ることでささみさんの現在をも俯瞰する。回想だけ見てると重責に殉じる苦難の人、しかしてその内面はあくまで優しい母ってイメージなんですが、それ勘案してもこないだのアレはちと暴虐が過ぎたように思いますです。まあ物語作劇上、手心加えずヤる時はヤって余計な描写は盛り込まない、ってなセオリーがあるとは思いますけどね。

いろいろあって最終的にささみさんの出した結論は「がんばらない」であるが、見ようによっては引きこもりさんのいいわけにして正当化みたいなもんではある。上記の過去めぐりシーケンスによって母の立ち位置を柔和なものにし、結果懐柔に至るまでの流れを作りやすくしたとも言えるが、でもまあそれでいいよね、ってのがこの話の視点でありましょうか。できることからやりゃいいのよ、ってね。でもついでにアマテラス(ツルギ)さんのがんばらないぶりも許されてますけど、それはどーでしょうか。便乗じゃないでしょうか。まいいか。

玉藻前に続くアラハバキの新キャラ・ジョウさんが例の「お嬢様」かな。この生徒会長さんもゆくゆくはちゃんとした「お友達」になるんでしょうかね。