荒天下にてお仕事

●東日本の方では夏日だったというがこちらでは真逆。その上外回りのドタバタ業務の日に限ってこういうクソ雨にして寒さである。雨宿りもできぬまま靴の中までズクズクのジトジト、おまけに天候の推移は気温低下→驟雨→暴風、と実に効率的に体温を奪う気満々である。

そんな過酷な条件下、しかしいつまで経っても仕事が終わらない。どうやら上の方の思惑でこっちのシゴトにしわ寄せが来ているらしい。ワシは前世で一体どんな大罪を犯してこんな報いを受けているのだろうなあ、などとと思い始めたころに別部署の統括の人が「これは人権問題と言うた方がエエな」みたいなことを笑いながら言い出す。笑いごっちゃおまへんでおっさん。そしたらそれ受けてその同僚の人が「そういや俺こないだ八甲田山死の彷徨読んだとこでねえ」ってそんな情報要りません。ワシはワシでスコットの南極点初到達失敗も、国家の威信なんてなしょーもないものを背たろうたおかげだとか聞いたことがあるなーとか茫洋と考える。いずこも末端の人間が詰め腹切らされるのよねえ。

幸いにして風邪も引かず帰還いたしました。いやホンマに引いてないかどうかはしばらく様子見ないと明らかじゃないけどね。全くもう、アラレまで降りだしやがってもう。寒いっちうねん。