サイコパス

PSYCHO-PASS・19話。自由行動のコーガミさんは恩師の先生に会いに行き、そこでマキシマさんの次の一手を測ろうとする。残された公安の面々はてんやわんやであるが、一番自分を抑え切れていないのは当然ギノさんであり、いくら「頑張ればなんとかなるかも」っちう希望があってももう一皮ムケんことにはどうしようもないかもなあ。あるいは、今の立ち位置のままで状況を打破するという難題に克つのだろうか。…とか言うてるうちに、局長/シビュラさんがアカネさんの懐柔に走り始めましたが…というね。

コーガミさんと教授の問答は(この作品らしく)どうにも青臭い、なんか明治時代の書生談義みたいな地に足つかなさを感じさせるものだけど、話聞くにこの時代の日本は一種の鎖国状況みたいだし、まーらしいっちゃらしいでしょうか。マキシマさんの狙いが食糧問題、単一種の穀物によるインフラ維持をぶっ壊すこっちゃなかろうかと結論付けるに至る助けが「インテリゲンチャ2ちゃんねる」だってのもそんな感じよね。この一連のシーンは高等遊民的ダラダラ話してるうちに面白いこと思いついた、というパズルっぽい面白さがあってよろしかった。また、一本ネジ外れたマキシマさんの足跡を追うのに「教授の講義→インテリ集合知」と二段階踏んでいるのも、安易なご都合主義的フレーバーを回避する意味で妥当な手続きだったと思う。

冒頭のシーンで割とカッチリした銃が出てきて、ちょっとホッとしたりしました。うん、普通リボルバーの弾倉ってこんな感じよね。多少レンコンに似てるかな程度だよね。いいけど。