ささみさん

ささみさん@がんばらない・6話。浅川悠声のお母んが黄泉の国から来襲、規格外の強さと峻烈極まりない性格でもってささみさんや三種の神器さんたちを圧倒する。アバンにて思わせぶりに印象を残し、出てきてみれば現代社会に対して結構なぽんこつぶりと殊勝な親心を表出し、戦闘となれば無慈悲で圧倒的な力もて主人公たちを絶望の縁においやり、エンディングでもっかいすっとこどっこいなヘボ演技を見せる、という。今回はまるまるお母んオンステージだったと言うてよいだろう。こういう言い方はちとアレだが、今までの話で一番ストレートな娯楽性を置きに来てる話だったな、とか思った。

お母んの非道で暴虐的な物言いは多分、彼女一派が担ってきていたとんでもない重責に起因する覚悟からであろう。人一人、自分の娘の全てを台無しにして消費することが世界のためである。その責や罪科があるならばいくらでも自分が担おう、と。ささみさんにとっては堪ったもんじゃないが、問題はそれが唯一の道なのか否か、ってとこやろね。ま、その辺含めて次回以降の沙汰を待とう。

出てこなかったなーとか思ってたらエンディングと予告で思う存分バカやってたお兄ちゃんであるが、次回は本編の方で何かお役目があるんでしょうかな。今回徹底的にその姿が見えなかったのはそういうシコミだと思いたいが、今回の事案中ずっとどっかでささみさんへの妄想で時間費やしてた、とかそういうのでも別にかまわんかなとは思う。まあ好きにしなさい。