サイコパス

PSYCHO-PASS・15話。暴力ヘルメット愚連隊は町を蹂躙するも「善良な市民」による逆襲を引き起こす。結果あたり一面暴動状態である。公安も警察もこんな事態なんか想定してないので大弱りだが、しかしコーガミさんとアカネさんは「これがマキシマの最終目的とは思えない」と結論する。正しくその通り、マキシマ一派の狙いはシビュラシステムのブラックボックスにしてサイコパスの親玉施設である、と。ははあ、てことはひょっとして、これから局長含めた体制側上層部も参入して三つ巴のワヤクチャとなってゆくのかしらん。

電磁警棒とグレネードという、帯短襷長な装備でしか対抗できない公安さんはもどかしかろう。やっぱフツーに銃を使おうよ銃を。俺に撃たせろ撃たせろゲヘヘヘ。ふと思ったけどこの社会には自衛隊や軍隊は無いんだっけ。暴徒鎮圧の手段が皆無、ってワケじゃないとは思うけどね。

中盤でマキシマさんたちが電子じゃない書籍について話し合うシーンがあるんですが、そこに出てくる具体的な固有名詞がギブスンとディックとオーウェルという、すばらしく青臭ェラインナップなのがよろしい、んだか何なんだか。シビュラの支配ぶりやシステムが中央集積型のビッグブラザーっぽいのもオーウェルが元ネタなんでしょうかね。