ささみさん

ささみさん@がんばらない・2話。アバンとちょいと使って、八百万の神々がどうこうというこの作品のギミックをさらっと語る。これで一応前回の怪異も理由付けられたワケですが、まああんましその辺りに深く拘泥する人も多くないだろうし、このくらいの軽さで充分と言えるかな。ただ、あの芳忠お兄ちゃんが世界改変のキモになってる、っちうのは大事かもしれん。無自覚な強者というとハルヒさん辺りを思い出しますが、お兄ちゃんは今んとこ(変態気味で変人気味ではあるけれど)それほど面倒な性格はしてなさそうなのが幸いでしょうか。

さて、今回はネトゲ話。ネットワーク世界に人が取り込まれるというネタ自体はまあ定番だし、その真相と解決もさほど大仰なものではなく、どちらかというと小ぢんまりとした…うーん、ちとありきたり気味にも思えるネタ話やな。演劇的な横位置フィックスで繰り広げられるささみさんの陰謀と受難のコメディも「まあこの監督ならこの程度はするやろ」ってなもんだけど、芳忠兄さんが斎藤千和のお姉さんにキーボード越しの逆セクハラ受けてるシーンはなんかこう、絵面のバカチンさに結構感嘆したりした。なんだあれ。よし。

「物語」シリーズで頻用されてた「急にキャラ絵のデザインが変わる」というギャグ演出がここでも登場。面白いし効果的だけど、原作にあまり関係を持たない先行作品との共通性とか考えてちょっと引っかかったりした。まあ、これは監督の演出傾向として見るべきだろうな。