テンペスト

絶園のテンペスト・6話。姫さまは樽と共に死んでいた、自分はその骨を見たけどホンマっぽかったぜ! という潤兄さんである。…なんつーかその、確たる証拠とは対極に位置するフワフワ見解なので逆に「ホンマかも」と思わせてくれることである。物語上のお約束を上手く使われたな、って感じ。しかし潤兄さんのその感覚を信じるとすれば、ますます姫さまの実存が怪しいことになってしまうワケで。あるいは骨のほうがクローンとか変わり身とか、そういうことかもしれんけどな。

お話は例の無職のお姉さんが再登場である。判りやすくもまっつぐワルなマヒロさんと、どうも裏表があって屈折気味なヨシノさん、という対比がよく出ているエピソードであるな。敵の襲撃に見せかけて自分も襲わせるとか、この手の主人公としては結構な変化球具合ではある。んでもってマヒロさんの方は、ヨシノさん救出のために魔具を惜しげもなく消費してツッカケてくるという描写。どうだろう、心理描写が無いのでサブっぽい状態だが、主人公的なキャラクタしてんのはどっちかっつーとマヒロさんの方かもしれないな。…悪人だけど。

あと何だ、新キャラがまたもイケメンさんだったりラストがオトコの友情だったりとソッチ的なお話ではあるんだけど、遠距離会話魔法中に端末人形をちちの隙間にツッコんで腕は組んでるとか、姫様だけはとてもストレートでライトにえっちいのでいいと思う。沢城声も何だか若々しいし。まあ。