中二病/ガルパン/新世界より

中二病でも恋がしたい!・6話。いちいち中二的精神を発露するリッカちゃんがクラスで浮かぬよう、なにくれとなくフォローに入るユータさんがやっぱり甲斐甲斐しい。っつか、もうだいぶ日にちも経ったんだし、クラスの子ォらも「なんかそういう人」として扱ったげてもエエのではないかとか思う。が、それだとなし崩しにテメエの黒歴史の暴露になりそうだから、ユータさんが必死で防いでるんだろうか。…てか凸守もいつに変わらずウザいな!

さて本編はテンプレ悪友、一色さんの受難の巻。ある程度原因は彼自身にもあるとはいえ、「クラス女子の容姿ランキングがバレて大問題になる」というこの事態は…ううん、何というかかなり生々しいなあ。これ、演出や一色さんの演技でいくらかなりと深刻さは下がっているものの、一歩間違えれば(あるいは間違えなければ)相当に胃の痛い展開になるぞ。丸坊主程度のイヴェントで何とか収拾付いたのは僥倖と見るべきか。あの年代の丸坊主がどんなけ重大事かということを鑑みても、ね。

とまあ今回の事件は事件で一応収まったけど、発端である「一色さんへのラブレター」というネタは未解決のまま。これは後々へのシコミ要素であろうけれど…さあて。新キャラの登場か何か別の変化球的イヴェントか。あのレギュラーメンバーの中にラブレター送るようなキャラが居そうな気がしないからなあ。あと、何だかんだで一色さんに対しても虚飾ペルソナを外して付き合うようになったニブタニさんがやっぱ、良い。ケレンもツクリもなく言葉をやり取りしてるシーン見るだにそう思うの。生き生きしてるよね、お互い。

ガールズ&パンツァー・5話。さてサンダース校との対戦である。米陸軍系だからってパーシングとかT28とか出てきたら困るだろうなーとか思ってたら、どうやらファイアフライが出てくるらしい。正直無印シャーマンの75mmでも大洗にとっては充分に脅威なんだけど…うん、ファイアフライってのは強敵としてエエトコかもしれない。攻撃力はとんでもないが防御力には付け入る隙がある、という。ってェか、ファイアフライはどっちかっつーと英国のイメージの方が強いんですけどね。まあいいや。

本編前半は試合前の諸々、お姉ちゃんとその副官さんとの「感じ悪い」邂逅とか、ゆかりさんによる敵情偵察ミッションとか。相変わらずコンパクトにまとまったドラマパートは無駄がない。そして後半の戦車戦パート。物量においても個々の性能においても勝る敵に対してどう対処するかというお題に、「敵の裏技的通信傍受を逆手にとる」というギミックを持ってくるのが上手い。なんかかんかでバトルのヘソ、キーとなる要素を設定しとかないと話がだらっとしてしまいがちですもんね。でもミホさん、流石に至近距離からの車体掠めるような砲撃の中ではキューポラから身を出さない方がよいと思うのです。…サンダースさんとこの隊長さんも半身出してたけどさ!

てな感じで大筋が楽しい上に、その他の細かいネタが多くてさらに楽しいのは今回も同じ。砂煙あげるロンメル作戦とか巨大モニタ乗っけてる列車砲台車とか戦車喫茶のドラゴンワゴンとか、その他いろいろと。ドラゴンワゴンといえば先週のアンコウ踊り、あれを乗っけてた戦車運搬車は調べてみたらスキャンメル・パイオニア…英国車両みたいやね。てことは英国チームがわざわざ貸与してくれたのかしら、とかいろいろと妄想が働いてよろしいなあ。あと小林源文の名前そのまんま出てたので「うわ」と思ったが、資料提供として名前が出てた。…ま、あのおっさんもウサギさんチームマンガ描いてるし、いいよね!

新世界より・6話。囚われの身より脱出するものの慣れぬ逃避行で疲労困憊、さてどうしたものかのサキさんサトルさんである。いやあ、この疲弊状態を「あれ? いろいろと弱まってる今なら呪力の封印をハガせるんじゃね?」と気付いてキッチリと儀式をやり通しちゃうサキさんが尋常じゃなく強キャラだ。つーかあのトシでこの行動力に能力に判断力、流石は物語主人公。

呪力の戻ったサトルさんのパワーもすさまじい。地面に大クレータを穿ったり大岩を賽の目切りにしてブン投げたり、思うさま暴れたらこんなにおっそろしいのな。しかし無制限に力を行使できるワケでもなく、精神的にか肉体的にか疲弊してきているのが辛いところ。なんかMP切れっぽいね。…あと、回復後のサトルさんってなんかちょっと攻撃性が強まってるような気がする。バケネズミを殺しても攻撃抑制が働かないのも興味深い…というか、こないだの杉田声僧侶が強く攻撃抑制の影響を受けていた方が不思議なのか。何だろう、やっぱし坊さんには何らかの知識的要素…バケネズミが人に近い存在だとか、そういうのがあるってことだろうか。

疲労しているサトルさん、何かまだ得体の知れない所のあるスクィーラ、大集結している敵ネズミたち、いまだ回復してない自分の呪力…とまあ、サキさんの抱える目先の問題は諸々と多く、この場を何とかしないと生き残りもままならない。まだまだ苦難は続きそうだねえ、ってとこですか。にしても、バケネズミさんってその名の通り「化け」られるのか。ナナフシモドキにカエルモドキにモグラモドキ、何でしょうこれ遺伝子的なハイブリッドなんだろうか。まああの女王の姿見れば何でもアリって気がせんでもないけどね。