テンペスト

絶園のテンペスト・5話。世界の理と姫様の過去、そして追加のイケメンキャストが一人二人。前半そこそこの時間を割いて、この作品における魔法について講釈してくれてんのはありがたい。はじまりの木とか絶園の木とか、この世界独自のシステムもあるからねえ。…そうシステム、今回のメインテーマはシステム…「理」についてである。

全てのことにはワケがあるという言明。悪いことも良いことを迎える為に必要だというこの運命論は、今の苦難を耐えるには光明となるが、同時に過去の悲劇を肯定することでもある。思い人の死を抱えて走っているヨシノさんにとって、それは受け入れがたいことだ。だからこそ彼は運命という言葉に抗い、自分の選択を押し通そうとしているワケで。…ま、その辺は深く考えずに反射で動いてるようなマヒロさんの図太さを、ちょっとだけでも見習うべきかもしれまへん。考えてもしょっがね、っちうね。

あとついでにこの姫様はホンマモンか否か、というネタも出てきた。姫様本人もこのネタに動揺してるってことは、クローン…いや、もちょっとファンタジィに言うなら映し身とかか。確かに今現在の姫様が使っている魔法はベンリな遠距離通信程度であり、回想シーンで山一つ抉り去るようなヤタケタな威力じゃないしなあ。さてこのネタ、どう動かすか。

にしても、もう130日も経過してたのな。これは立派な大遭難じゃないですか。大丈夫なんですかねそんな長期間無人島生活してて。ムダ毛処理とか。