ヒネりもなく即席焼きそば

●十月でありやっと涼しくなってきた。朝夕の空は雲の底がかなり高く、いかにも秋空ってな感じの風情。多分また秋らしい秋の期間は短ェんじゃねェかって気もするので、今のうちにワシの一番好きな季節を楽しんでおこう具体的には喰うことで。うん喰うことで。

とは言え本日もメシをどうこうする余裕があまりない。ズボラして途中のコンビニで冷凍野菜とカップ麺の焼きそばを買ってきてこれを喰う。焼きそばのブランドはマルちゃん、「焼きそば弁当たらこ味」。何故かカップスープの素が一緒にくっついてるが、今別にスープ嗜みたい気分でもないのでこれはとっといて炒め物にでも使おう。

さて。お湯入れて三分してお湯切って、まず粉末調味料を混ぜ込んだ段階でそこそこ喰えそうな状況だけどな、と思ってたところに調味油が入るのだが…入れた瞬間に「うわ生臭ェ」っちう匂いがするのね。たらこの匂いを凝縮したような生っぽい雰囲気。ぜんぶ混ぜ込んでいざ喰う時にはそれほど気にならなくなってんだけど、インスタント麺の味の構築システムを実感したみたいで面白かったよ。お味の方は「ちょっと油っ気がしつこいかな」という印象だが、まあワシがトシ行って嗜好が変わったせいかもしれない。