宇宙兄弟

宇宙兄弟・22話。ジャンケンの結果はセリカさんと新田さんの勝利。戦い敗れた者も勝った者も、その後一緒に楽しく呑める仲間になったってのはエエことである。ここで道が分かれてしまうのは確かだが、各人がまだ夢の途中であることも事実。そしてムッタさんも追加の一人に選ばれ、その充実感とケンジさんへの複雑な気持ちを同時に噛みしめる…。のはいいんだけど、やっぱセリカさんは宇宙飛行士に向いてないと思うなあ! 単なる大食いじゃなくて燃費悪い、ってのはちょっとアレでっせ! …いやマジで、どうすんだろ。

それと何やね。ここまで「自分たちによる二名選抜」が重大な要素だとはちと想像してなかったな、って感じ。あの要請はストレスを与えることが主目的で、実際の合格者選抜への影響はあくまで参考程度なものかと思ってたが…ほぼあのメンツで決定みたいだもんな。あと、結局追加にムッタさんが選ばれたのはよろしいけど、あの否定的雰囲気の会議シーンからよう浮上してきたなあとか思った。それこそケンジさんが選ばれそうだけど、ホシカさんの説得が効果的だったっちうこってすかね。

前半は「運」という要素をメインに話を進め、最終的な選抜については「自分を認めてもらった」と運から一歩離れたところでシメる、という呼応がなかなか上手い。すげえ劇的な展開じゃないってとこも含め、いかにも青年誌原作っぽい手堅さだなとか思った。あと予告の例のアレ…サンタクロースに俺はなる! ですが、まあね。平田さんもそうだし、あとお母んが田中真弓さんじゃからね…。せっかくだから最後のフレーズだけお母んが横取りしても良か…いやそれはちとヤバイか。