我が納涼闘争・他

●クーラー使用中、突然キュラキュラキュラキュラという異音が出はじめた。あちこち叩いたり再起動したりしても音は止まず、手をこまねいていたらしばらくして収まる。うんまあこのままならいいかと思ってたらしばらくしてまた再異音。今んとこ冷却能力には異常はないが、多分もうこれ寿命近いんやろなあ。このウィンドクーラーはワシがここにきて早々に先輩からもらったものであり、その時点でもう中古だったから…下手するともう20年選手の計算だ。うーん、本格的にヤバそうだぞ。

このアパートはもう老朽化状態で「そろそろ引っ越さなきゃ」とか言いつつ何年も経ってる状況で、今からクーラー買うのは季節的にもムダ金のような気がするが、この暑さであり背に腹は代えられん。てことで実家帰りの疲れた体に鞭打って近所の量販電気屋に赴く。ははあ、新品でも窓型なら3万4万程度なのか。じゃあこの一番小さくて持ち運びしやすそうなヤツ。…ウチからそう遠くないし何とか自転車でイケんじゃないかな、と宅配代ケチってテメエで持って帰ったらエライ目に遭ったことは省略。

ようやっと帰宅、へたり込む間もなく取り付け作業。最近のメーカ品はようデケてることもあり、これはそこそこ楽に済んだ。古クーラーを取り外す方がめんどくさかったくらい。準備万端整ってよおしではスイッチオン…うむ…以前の古臭いロートルクーラーに比べるとちょっと勢いが弱いかなあ。何でしょう、省エネとか何とかの影響で出力が制限されてるのでしょうか。でもしばらくしたらちゃんと涼しくなったし、静音であることでそういう印象を抱いてるだけかもしれない。ま、とりあえずはこれで安心。涼しい毎日を確保できた。

ちなみにマイナスイオンがどうのこうのという、少々怪しげなモードも付いてます。何か胡散臭ェので切ってますけどね。先代クーラーは異音がしてたから新規クーラーにもイオンが付いてくる、ってやかましわェ。

●バタバタとした作業が終わってちと買い物でもするかと外に出たら、ハス向かいのおばあ…おばさ…奥さんに呼びとめられた。なんでもその近所、目と鼻の先のおうちのおばあちゃん(こっちは80越えなのでおばあちゃんでエエやろ)がこないだ亡くなったらしい。そうか最近見かけないなと思ったらそういうことでしたか。んでその奥さんおっしゃるに「あなたまだあのアパートに住んでるわよね?」と。ええまあ、ワシ仕事時間が不規則なので居たり居なかったりしますけど、まだ住んでますよ。「あらそれは安心、いやねえこの近所若い男の人が少ないから、あなたが居てらっしゃると心強くてねえ」いやそのワシ、別にそんな若いって程では…ああ、うん、相対的にはかなり若いですけど。まあまだしばらくはここに居ますので。「そう、よかったわあ。それじゃまた」

…引っ越す引っ越す言うてるうちに何年も経ってると言うたが、参ったな。そういう風に言われると決断が鈍るじゃないか。これでまた引っ越さずにだらだら引き延ばす心理的口実が出来たなあ、とかそういうワケじゃないですよ? ですよ? どうだかね?