宇宙兄弟

●あれ、今回はFateと宇宙海賊お休みなのか。えー、てことで宇宙兄弟・11話。三次試験開始、の前にまだもうちょっとのゴタゴタがある。この試験を受けるか否かの宣誓承諾書を前に、過去の事案で亡くなった宇宙飛行士のフライトレコーダを鑑賞しなきゃならんのでして…っちうね。「うわ、そりゃ生々しいエピソードだな」と思ったが、アニメ(マンガ)作品としてそうそうショッカーなネタを提示するワケにもいかんという判断か、かなりマイルドな描写に留めてある。…これはまあ、見てるこっちの側である程度補完して受け取った方がエエやろな。「候補者何人かはあれを見てかなり動揺する」くらいの資料だった…という風にね。

さて。実際の試験は5人組で一つのモジュールに2週間泊り込み、そこでミッションをこなしてゆくというもの。しかし試験最後、自分たちで合格候補者を2名選ばねばならないというのが大問題である。ああなるほど、これはまた上手い「過酷な試練」の方法だな。どうやったって自分を切るのはイヤだし、かといって協調性が無いチームと見なされるのもダメージだし。選抜を相手に任せずお前らでやれ、っちうことでいきなり無慈悲さが大幅アップするってのは面白いな。

初っ端の試験は「現在の時刻を答えよ」というもの。みなある程度計算してる中、一人ワケの判んない時刻を提示するムッタさんがムッタさんらしいなあ…と思ったら何ですかその腕に巻いてあるモノは。このズル行為を上の方がどう判断するか、っちうのが次回の語り起こしやろかね。あとセリカさん、いかに優秀で志が高くても、その燃費の悪さは結構な不利要素ではないでしょうかね。宇宙に持っていける糧食にも限りがありまっせェ?