ヨルムンガンド

ヨルムンガンド・6話。何やら武装の充実している海賊さんを苦もなくヒネったのち、ココご一統はアフリカ入りするのである。兵器展示会ですか…うん、そらまあ商売上重要なお仕事やよなあ。並行してある人物に会わねばならないココさんであるが、その人物「Dr.マイアミ」さんはどうも頭のネジが一本飛んでる女性のようで。いや、この作品に出てくる女性でどっかおかしくない人はあんまし居ないんだけども。マイアミ博士んとこの部下のお姉さんはマトモそうでよろしいね! お供のモコさんともども苦労しそうだけどね!

何というか、物語構築の省略の仕方が独特というか、話は充分判るんだけど思い切って省くなあというか。例えば今回の「マイアミ博士がちょうちょ追っかけて雪山に行っちゃったのでそれを追う」というヘンテコなイヴェントの前に、普通ならもう少し説明とかそれに対する感想感情を置いたりするもんだけどね。その辺を抜かしてるので、あーコイツらホンマ「やるべきことがあるならそれをやるだけ」っちうプロなんだなってな雰囲気が出てる感じ。…その上で、あのお気楽なムードなのがまた、面白い。

今回の敵の人、華僑のチェンさんと秘書のカレンさん。コールドハートで有能っぽさこの上ないカレンさんがなかなかのキャラ立ちで、「屈強なおっさんと格闘する前にタイトスカートずりあげる」というシーンが、キャッチーと凶悪のギャップがあってよろしかった。銃剣つきハンドガンの二挺持ち、というマンガマンガしたハッタリ装備もかちょいい。…あと、スケアクロウの兄ちゃんはもうこういう役回りでいくんだなあ。死にそうで死なない、でもやっぱり死んじゃいそうなチンピラさん。