エウレカセブン

エウレカセブンAO・2話。割とソツのないボーイミーツロボットの導入であるが、いろいろとダウナーな要素を盛り込んでおり、これから先のそれほど明るくなさそうな展開が垣間見える感じ。世界観が未来/SF的なので「主人公的に目立つ意匠」に過ぎなかったあの青い髪の毛が、ここではかなり異質で異様な、聖痕にちかい扱いになってんのはなるほどな、とか思った。確かに「気持ち悪いよね」という感想も出るかもしれない。


脚本に會川昇。第1話から割と重苦しい要素はあるので別にこの人だけの雰囲気ではないだろうが、でも確かにこーゆー話は得意そうではある。沖縄独立だののキナ臭さは企画の竹田逭滋プロデューサの趣味でしょうし、なんつーかやっぱ、重い。それが上手いこと面白さに繋がるといいのだけれども。うーん、もうちょっと様子見しようか。


作画は相変わらず大盤振る舞い。あの幾何学的な敵メカ(だか何だか)辺り、今のご時勢ならCGにして省力化するっちう道もあるだろうに、わざわざ全手描きでやってはんのは意地か何かでしょうか。あとあのニルヴァーシュっぽいロボットよりも、可動部のほぼ無さそうな単座飛行メカの方がパース狂わさずに作画すんのめんどっちいだろうなとか思った。あと今回は爆発シーンも多くて、そういう意味でも眼福でしたわェ。