シュタインズゲート

Steins;Gate・19話。Dメールの修正作業は続くのだが、今回は今までとはかなり趣が異なってくる。なんせオカリンの行動原理の根幹、マユリさんを殺害した直接本人・モエカがその対象なのだから。複雑な心の動きを抱えて意識を過去に送るオカリンであるが、モエカさんは既に自殺しており…自殺!? それは困る困る! さあどうしよう、というお話。


今までもそういう雰囲気のエピソードはあったものの、このモエカさんが絡んでくると、死や殺害といった要素がとたんに濃厚になるね。それにつられたかのようにオカリンも激高、モエカさんを殴り蹴り飛ばすという典型的な「暴力」の絵がなかなかに印象的。そしてモエカさん本人は、今まで垣間見えてきた危うさそのままに、弱い弱い人間であることが判る。そ、命令されれば他者を殺害することができる程度に、弱い人なのである。


モエカさんのメールについては、どうしても彼女の黒幕、謎の「FB」なる人物を突き止めなければならなくなる。さて、この段階での覆面者となると…ふうむ。新たな登場人物なのかあるいは登場済みのキャラが黒幕として出てくるのか。SERNに繋がっているのは間違いなさげ…なのかどうかも判らんな。ま、それは次回待ち。


あと気になったこと、本筋とはほぼ関係ないねんけど、例のパトカーサイレンの古くささね。それ以外にもドアのノック音とか何とか、全体的ミョーにSEが古くさいんだよな。これ、意識的にやってんのかな。「現実の音とは異なってんだけど耳慣れてはいる」っちう辺りを狙って、全体の雰囲気を違和感あるような無いような方向に作ってるとか…うん、ま、考えすぎか。