みつどもえ/輝きのタクト

みつどもえ増量中!・6話。年越しのウンコ・バレンタインのパパと佐藤・変態ぞろいの保護者会・しょんべん雪合戦・疑心暗鬼の四月バカ、の5本立て。あいかわらずの濃厚さであるが、立て込み方の「濃さ」もさりながら内容と題目の「濃さ」も大概である。佐藤が好きしょ隊がらみが3本、排泄物関連が2本ですもんね。…などと言いつつ、最も期待してたのが保護者大登場回だったのですが…。


いや確かに前回ワシそう予想したよ? でもマジで千葉母の声を千葉氏本人にやらせちゃうのかよ! ワシ、千葉母のサバサバしたセクハラ気質、ちょっとタチで攻めっぽい雰囲気が結構好きだったんですけど…ああっ、もう! 中身が野郎とはもう! どうしてやろうかしら! おまけに結構ハマってんのが余計に腹立つぜ! すげえな山本和臣さん。声質がホンマ「少年声出してる女性声優」なのなあ。


彼(彼女)以外にも見所多く、相変わらず変態性と包容力を併せ持ちすぎてる杉崎母も良いし、何より吉岡ご夫婦がよろしい。愛生さんの母が南央美ってのが妙に納得である。じゅんじ父ちゃんもえろくて良いよ! …オチがちょっと変更されてたのはよう意図が判らんかったが、何か放送コードに触れそうだとかかしら? いろいろと苦労する作品ではあるなあ。


STAR DRIVER 輝きのタクト・19話。誕生日のワコさんは両手に花…とは言わんのかな。なんてんだろ、花じゃないとすると両手に銃か? まあいやらしい。とりあえずワコさんは野郎二人からのプレゼントで困ったなー、っちうお話である。状況やキャラも相俟って、前半部分はいみじくもワコさんが言うとおり「夢のよう」な、実体のない表層的な関係性に見えないこともない。それは多分、ある程度…制作側のレヴェルでも、登場人物の内面レヴェルでも…意識的なものなのであろう。


だからこそ、操られているタクトさんに対して「本気で殺すヨ」とのたまうワコさんのキャラと行動が立つわけだ。モラトリアムな関係性に流され続けるような弱さ、ではない彼女の一面。二人の野郎からもらった象徴的なプレゼントを前に、ワコさんはもう攻略対象者を決定している。…その本質的な強さの現れの一つが「匂いで男どもの位置が判る」って行動ですか。それもスゲエけどね。


しかし知らん間に着々と先輩との中を深めているルリさんがなんか不安だなあ。いや本人がじゃなくて、ここまで普通に幸せの深化が進んでるといきなし不幸のどん底に、っちうお話になりそうでさあ、ってのは杞憂の類ではありましょうか。あとはまあ、今回はゆかなと斎賀になりきってる宮野と福山の演技を賞玩する回だったですかね。特に宮野さん、ほとんどオカマちゃんですよ。ゆかな姐さんにド突かれたりしませんでしたか。アタシそんな演技してなーい! とか。