レベルE/ジャイキリ

●毎度の如くちと余裕が無いので、見た分だけ。


レベルE・3話。超好戦的種族・ディスクン星人を敵に回してしまった王子ご一統と、ついでのユキタカさんたち。状況としてはほぼ手詰まり、王子の死か全面惑星間戦争かという事態である。唯一の希望である王子の記憶媒体の内容やいかに…とまあ、盛り上げるだけ盛り上げてきたっつーことはこれ、多分すっとぼけたオチがあるんだろうなあと思ったら「全部ドッキリでした」というすさまじくアレな結末である。まー何だ、夢オチとかに近い人を喰ったしょーもなさがあるわなあ。王子のキャラが「まあコイツならやりかねん」というように構築してあるのでちゃんと成立しているネタ、ですねえ。


てことで、この世界観/キャラクタ紹介のネタとして適切なお話ではあったけれど、ちょっとテンポ悪いかな、とは思った。もう少しだけ悪乗り気味に、ぐいぐい押し切ってケムに巻くくらいでも良かったん違うかなとか。まあ今後もっとシリアス系の方面にネタを振ることもあるのかもしれんけど。それにしても、あの三流バラエティ風の種明かし映像シーン、原作マンガではどう処理してたんだろう。


あまり動きの無い話なので作画的にはそれほど目を引くものは無いが、その分演技の方は色々とばかっちくてよろしかったな。まあ主に子安さんの暴走がメインなのですが。「できればそうしたいねー!!」とかの叩きつけるようなツッコミが可笑しい。やたら上手いあたたた声聞いて思い出したが、そういや子安さんもケンシロウ演ったことがあったんだっけ。ワシは見たことないっすけどね。


GIANT KILLING・18話。派手な復活アピールをした夏木さん。一方チーム自体も上り調子に見える。見える、が…という話。その後4連続引き分けでチーム内外は何やら険悪なムードが漂ってくる。そのテンションをガッと開放したキッカケは赤崎さん。遠慮呵責ない彼の憤懣はたちまちチーム全体での大喧嘩となるワケで。…突っかかってくる黒田、何故か大はしゃぎする夏木、ひたすら怖がってる椿…とまあ、各々キャラが出てておもろいなあ。


この騒乱を、しかし監督は止めない。引き分けという曖昧な結果を受け止める上で、これは必要な「価値観の統一」であると踏んでいる。少なくともこれでチーム内で他者がどう感じているか、という共通の認識ができた。「こうなってくれりゃァ、大丈夫そうだァ!」…だそうな。なるほどね。


そして大阪ガンナーズ戦。セラさん復帰のかかった一戦であるが、このガンナーズさんたちがまたエエ敵キャラですなあ。以前の登場時からかなり印象的だったダルファー監督(とその通訳さん)も然りながら、いかにもヤリまっせェイキまっせェな感じの選手たちがよろしい。どうやらちゃーんと漫才的コンビも居るようだしね。大阪となりゃまあそう来るわなあ。テンプレよテンプレ。