ストライク/学園黙示録

ストライクウィッチーズ2・8話。宮藤さんは何故か、飛行に安定性を欠くようになってきている。魔女宅というかマグネットコーティングの回というか、飛べないウィッチはただの…何でしょう? てなお話。そしてある種のアニメのお約束っぽい「二代目主人公機」の話でもある。その新型戦闘機は震電ですか。ま、四式とかではパッと見ィであんまし差異が判らんかもしれんしね。震電、かっちょええしね。…にしても、宮藤さんの危機に際して遺漏なく駆けつけるお父んの亡霊(生霊?)も律儀なことである。


上手く機体を扱えない前半から一転、ここぞの舞台で大活躍する一連の流れやよし。ちょっとオーバー気味に宮藤さんの攻撃性を押し出した演出は、鬱屈を晴らすようなカタルシスに素直に繋がってた感じ。リーネさんの自己犠牲やらペリーヌさんの電車道な豪腕ツンデレやら、もう一歩も譲らないベタベタの演出はこういうストレートな構造の話によう合ってました。さて、一歩成長の宮藤さんってことで、冒頭の「必殺技伝授」フラグが立ったってことかな。ちとマジメな坂本さんの表情は…これからの宮藤さんのことを思ってか、あるいは自分のことか。


大和の艦長として麦人さんが再登場。えーと前シーズンでは別の艦艇に配属されてたんだっけ。忘れた。あと今回のネウロイは…あれ、何でしょう。見た目はファットマンとコレオプテール合わせたようなカッコだけど、ふわふわ浮いてるっちう行動パターン見ると阻塞気球のようでもあるな。まいいや。


学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD・8話。アバンによれば米国大統領すらアカンコトになってるようで、そうなると全面核戦争というラストカードさえ見えてくる絶望的状況である。当然我らが主人公たちがそこに関与できるとはとても思えねえのだが…さあて、こら「核の炎に包まれた」後のヒャッハー的世界に移行してったりすんのか? うへえ、こらたまらんぜ。


さて。何とか川向こうにたどり着いたご一統であるが、それで劇的に状況が改善されるわけでもない。それでもつかの間の平穏くらいはあってもエエやろ、っちうとこですわな。希望的観測を述べるレイさんに見えない角度で僅かに眉をしかめ、しかしちゃんと同意の言葉を返す高木さんはしっかりしたお嬢さんである。その直後、タカシさん相手に逆の立場で慰撫されてんのはかわいらしいし、リアルでもあるな。


とまあ基本的にはそんなお話、絶体絶命ってとこで思わざる救いの手が! って回なのだけれど、しかしメインの要素はやっぱしガン! ゾンビ! アクション! そして女体女体女体! である。渡河後シーンの、画面こっちでお姉ちゃんたちの着替え/画面奥ではショットガンの使い方講座、っちう絵面が実に象徴的。にしても対物ライフル撃ってはハイスピード撮影の如くぶるんぶるん揺れたり、銃弾よけつつうどんの生地みたいにばるんばるん揺れたり、今回のちち描写はなんかすげえ。フェチっぽいっちうより何より、皆さん3年で垂れますよそれ。大丈夫ですか。


んでもって、お犬さまにジークとか名付けちゃうセンスがこの作品ではあるよなあ。いちいちレイセンとか発音させてますが、いいじゃんね別にゼロセンでさ。当時の海軍、英語好きよ? あと平野さんはラットパトロールも知ってんのですかあ。ワシでも流石に世代が違うぜよ。