オカルト学院

世紀末オカルト学院・7話。マヤさんのアミーゴであるアミさんとそのお父んの話。諸々あって何だか沈みがちなマヤさんを、昔のように元気にしてやりてェなあってんでお父んは画策する。ミステリーサークルを調べUFOを追い、その合間にバーベキューして花火して。しかしそれがお父んの仕組んだ茶番だと知ったとき、マヤさんはどう思うか。アミさんはどう反応するか。…確かにまあ、マヤさんにとって危急極まりない状況であるだけに、実はウソでしたで済まされては堪らないってトコはあるだろうけれど、ね。


マヤさんが子供の頃どうであったのかという仕込みを着実に重ねといて、その上でアミお父んの暴走を「まあ、理解できる点もあるなあ」という風に見せるやりかたは丁寧。ちょいとテメエ勝手気味だが豪快で好人物っぽいお父んのキャラ造形もよろしいな。そして種明かしの場、マヤ・アミ・お父ん三人のくるくると変転する情感の作り方が上手かったなあ。それまでしょぼくれてたお父んがアミさんを張り飛ばすに至る流れが自然だった。


うっそ臭ェアダムスキー型そのまんっまなUFOが良かったなあ。モスマンやら悪霊やらが実在するこの世界観においてさえも「ああ、ハリボテだ」と判るデザイン/見せ方がよし。グレイタイプの宇宙人に扮した子安もバカチンだし。登場時に子安さんたちの靴が泥だらけだったの、ミステリーサークル作ってたのね…って待てよ? じゃあのキャトルミューティレイション状態の牛は何だろう。あれはマジなんか? あと、プリンもらおうとして画面切替わるたびにあふんあふん言ってる子安さんが楽しそうだった。うふん。