あそびにいくヨ/けいおん/みつどもえ

あそびにいくヨ!・5話。ねこみみ教団によるエリスさん誘拐編の決着。あー、やっぱし桁外れ大富豪の手遊び行為だったのね。全てを持てる者の憂鬱ってェのは普遍的なモチーフではあるが、その代償行為としてのねこみみ萌えってのはまァ…このジャンルらしいってとこですかね。「淋しい女王」の象徴物に、2P側のボタンを塞がれた対戦ゲーム筐体を持ってくる、ってのは割とおもろいチョイスではある。


作画的にも演出的にもちょっと細かいところがユルいお話で、いや元々眉間にシワ寄せて作られた/観賞すべき作品でもないのだけど、今回のはまた特にね。教祖様たるアントニアさんがエリスさんと会話してるとことか、「エリスさんに礼を言われて照れる」という動きの絵を差し込んどかないと、ってな気分。カット変わったらいきなり頬染めてんのはヘンですよ? まァその辺の重箱隅は…いいか。なんかワシ、今んとこ本作とのノリが合ってんのか、そこそこ楽しく見てますしね。逆に言えばノリが合わなくなったら途端にキツくなりそうだが。


高速艇のオマケにくっついてきたB級映画撮影っちうバカ要素により、えろ水着姿で戦闘してるヒロインお二人さん。それはもう対照的なちちサイズの描き方が…そのまあ、マナミさんのナイスバディも然りながら、アオイさんの見事な無いすバディもよろしおました。あと発情期気味のエリスさんにアレコレされて「しょうがないなあ」で済ませちゃう、キオさんの筋金入りなハーレムモノ主人公属性にも感嘆した。便利ニブチンめ。


けいおん!!・18話。文化祭の劇でロミオ役に選ばれちゃったミオさんである。ミオだけにロミオ…とかそんなようなユイさんギャグはともかく、「俺こういうの向いてないからヤだよう!」的な展開はワシ、少々アレな思い出がありますでなあ。ごめんよ中学時代のワシと友人。とまあそんな個人的なトラウマはともかく、ミオさんがやるなら相方はりっちゃんだ、っちうのがクラス全員のコンセンサスであるってのが非常にツボったりした。やあいやあいケッコンしちゃえ。


とかいいつつやはり、自我の容量に余るような状況を涙目で進んでゆくミオさんの姿には同情を禁じえない。この作品のことだし結果的に報われるであろうことを疑いはしないが、なまじ丁寧な作風だけにこういう「打たれ弱い人に災難が寄り集まってくる展開」に妙なリアリティがあったりするのだよなあ。…とか言うてたら後半は超高級メイド喫茶が出てきました。リアリティ云々は忘れてくださってもいいかもしれません。とりあえずまあ、りっちゃんも充分かわいいので気にしなくていいよ。


脚本演出監督役の(この完璧超人め!)ムギさんの元、稽古に励むお二人さん。お互いにお互いの役柄を演じることで糸口を掴む、っちう要素に二人の陽性なシガラミを見る。仲が良いとか悪いとか通り越して何だか戦友のような関係性だ。てことで基本的にはリツミオメインのお話だったのだけれど、いちいち「ぷっ」とかわいく吹いてるあずにゃんとか、何気にミオさん誘導が鬼畜に上手い(あとユイさんを木役にアテて行動を封じる)メガネノドカさんとか、そんなサイドドラマも面白かったりした。次回の結末も楽しみに。


みつどもえ・6話。深夜の運動会(別にえろくない)・真昼の運動会(あたりまえ)・美少女天才霊媒師(うそ)・みっちゃんと杉ちゃん(変態)の4本。前半の運動会は動きが楽しい。ワクワクしすぎて前日真夜中にセルフ予行演習してるふたばの話は、どっちかっつーといちいちつきあってあげてる草次郎パパがかわいかった。入場行進で「ちゃっちゃららー♪」とか口ずさんでんのが律儀だ。基本的にエエ父親なんだよね。


霊媒師松岡さんの話は、とにかく絵面がバカバカしくえろい。弱って寝ている成人男性の着衣をひん剥き、いかがわしいボディペインティングを施し、かわるがわるその上にまたがる少女たちの絵…ってどんなだよ。作者の強烈なまでの、何とかえろいシチュエーションを実現させてやろうという意志を感じる。全くえろくないのにね。いやえろいか。なんだこのえろえろ文章。


最後は杉みつ。杉ちゃんがみつばを追い回し、どっぷりとストーカー体質になってくるのがこの辺りからだな。既に杉ちゃんのケータイはみっちゃんの変態画像でいっぱいのようだし、もう割とダメですよね。…それにしても、持ち物自慢の話題取られるまではまだいいが、変態性癖を知られーのぱんつを見せて欲しいと強制懇願されーの、っちうあまりにも情けないコンボ描写が流石だ。杉ちゃんに幸多かれ。


次回は一週休みらしい。予告見るとどうやらガチレン話が出てきそうだし。楽しみだけに残念。