ストライク/学園黙示録

ストライクウィッチーズ2・2話。ベネチア艦隊の危機にかこつけて…いや「かこつけて」ってのは表現が悪いがまあ、とにかく第501統合戦闘航空団の再結成、である。チラチラと仕込みのあった米国と伊国の人はともかく、その他全員がたまたま集結してきましたよ、っちう流れはちょいとご都合だなあ、とは思うけどね。チラっとでも「実は命令があってまかり来しましたヨ」とかいう台詞があればほぼ解決する問題なんだけどな。まいいや。


1話アバンそのままの絵だったのが少々残念ではあるが、苦戦していたネウロイを皆で一気呵成にヤッツケる展開はなかなか燃ゆる。こういう畳みかけるような盛り上げアクションは、ベタであればあるほど映えますね。一方で少々つながりの悪い流れが何箇所か気になったり。例えば坂本さんのユニットについて「いつでも行けます!」つってた直後に「飛行不能です!」はないよな、とか。これはネウロイの攻撃による被害なのだけど、「攻撃によってユニットに損傷が!」っちう絵がないのでいかにも唐突だった。他にも何箇所か、微妙に描写が抜けてたような、そんな感じ。ま、戦闘時のバタバタっぽいと言わば言えるか…な。


ネウロイへの艦砲射撃シーン、広い三次元空間の表現がいい雰囲気だったな。高い所に浮いてる巨大な物体へ、わーっと一斉に上ってゆく砲弾の曳光軌跡が美しい。空戦のギュンギュンと動くシーンの合間にこういうちょっと静的な絵があるとやっぱ、目立つですよ。あと個人的に「地元のウィッチ」という言葉も良かったな。これで「あ、他にもたくさんこういうコたちが居るのだな」てな世界の広がりが感じられたりしてね。


学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD・2話。主人公ペア以外の生存者たちとか。まずはピンクツインテの高飛車さんとミリオタメガネの平野コータさんペア。なんちうかその、妙にシックリと良い具合にデコボココンビであるような気がするが、ピンクさんの方はどうやら主人公に気があるようなので、コータさんはしばらくはビンボ籤を引きっぱなしでしょうな。そしてもう一組、クールな剣道娘と天然巨乳な保険医さんペア。ミスブシドーは単純に戦闘能力が高く、ちち先生は少々めんどくさいキャラながら貴重な大人要員にして人体知識もありそうな人、とこれもユニット単体で結構強そう。てことで、主人公たちを含めてここに6人パーティが成立するのだが…という話。


予告見るとまだ登場人物は居るようだが、さしあたってはこれで大枠出揃ったってとこでしょうかね。本日登場の4人は、サブキャラだけあってかなり特徴がハッキリと立っていてエエ感じ。とりあえずはこの6人で進んでゆきつつも、さあて最初に犠牲となるのはだれでしょう、っちう流れになるのかな。こーゆーハナシの常として「各々のキャラには意外な側面が…」という展開もアリアリでしょうけれどね。個人的にはポンヤリした保険医さんが実は全て演技でした、っちうのでひとつ。ひとつと言われても。


…ま、さっそくツインテさんがメガネキャラに変貌したのではありますが。メガネかけた瞬間に周囲が光と「きゃりらりらーん」音で満たされる、というのが判りやすい。「そういう文化圏」の作品なのな。


ゾンビに対して威力偵察をしかけ、触覚は無いが聴覚はある、などの情報を得てゆくエピソードはよろしいね。この状況(ゲームでも舞台でも何でもエエが)のルールを獲得してゆく描写は、エクストリームなエンタテイメント作品としてどうしても必要な過程である。…何だかんだで割と楽しんで見てるなワシ。もうちょっと付き合ってみよう。