ソラノヲト/バカテス

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト・5話。なんかちょっと暑そうなある日、お嬢さん小隊は遠足という名の行軍訓練という体裁の小隊イニシエーションをやらされる、のである。各所にポツポツ点在するロストテクノロジーな警戒装置を巡り、最終的に「文明の果て」に到達する。…やはりどうやらかなりな規模の災害…あるいは戦争か、が過去にあったと見えますな。物語中の時点では多分人口もごく少数なのであろう。


…にしても、ちょいと構成が甘いような気がすんな。ギリッギリ背負える程度の大重量での行軍訓練、それも二桁kmになりそうな行程、ってのはムチャだと思うぞ皆さん。ヘタしたらソラヲト小隊死の彷徨ですよ。途中で背嚢投棄したから何とかなったけどさ、ってこれ投棄が前提の訓練もとい遠足だったのか? それはそれで無茶苦茶だとは思いますけどな。んー、エエ話としての体裁ではあるんだけど、なまじ「軍隊」という前提条件があるせいもあって「それはちょっとズルズル過ぎるんと違うか」とか思てまう。そういうとこ見る作品と違う! のかもしれませんけどね。


冒頭出てきてあとは日光浴してるだけ、の石塚兵隊さん。今後まためんどくさい報せ持って来そうな雰囲気はありますな。気が良くて頼りになりそげな歴戦のオッサン、ってのは少々大きめの犠牲フラグだけど…って気が早いか。


バカとテストと召喚獣・5話。テメエのバカのせいで大事なストラップを無くしちゃったアキヒサさんに訪れた、なんかよう判らん救いの手。どうも性格に問題ありそげな学園長による、学園挙げての大宝探し大会、である。…ってまあ、うん、誰かが取りに来るかもしれないという理由で車道にブツを置きっぱなしにするアキヒサさんが諸バカの根源ではあるなあ。


てことで、再度のナベシンコンテ回。いかにも「らしい」エーカゲンなテンポもさりながら、今回は既存のマンガやアニメのパロディネタが満載であった。MMRに楳図に種割れにはともかく、あの人身事故シーンはひょっとしてヤムチャさんネタか? ま別にエエけど。


内容らしい内容の無い、実にその場のノリっぽいシナリオがいっそ潔い。テストが主題の一つであるのにその問題の内容すら出てこないってのは大概っすわなあ。そんかし脇キャラの異様な暴走具合とかは堪能できるので入れ合わせは付いたァる。ヤな入れ合わせだけどね。しかしここにきて、モーホーメガネの人はかなり目が離せなくなってきた。ヒデヨシさんの王道的男の娘よりもスリリングですよ? ある意味。あと、デッドリーなシフォンケーキを巡る抗争見てて「シフォン主義」という地口が思い浮かんだけど言わない。言ったけど。