聖剣の刀鍛冶

聖剣の刀鍛冶・9話。ここ数話ほど存在感のなかったルークさんサイドのお話である。彼は過去、一人の女性を救えずにそのまま逃げ帰った経験を持つ。その後悔から彼は「護る」ことへの強い決意と意志を持ち続けているのですよ…というね。それを知ってイロイロと思うところができたセシリーさん、その「過去」と深く関わった出自を持つらしきリサさん、そして敵討ちの狂乱おじさん…とまあ、文字通りの暗雲とともに次回へ続く、だ。


どうやらリサさんは、部分的にかのラスボス魔物の要素を持つ人のようだ。外見や名前の類似性からして、犠牲となった女性と魔物、双方からの何かを引き継いだ者、なのでしょうかね。今までもちょいちょいと、悪魔がどうのこうのという会話には微妙な反応をしていたリサさんですしな。ま、不幸で辛い過去を持つ者同士はお互いに強く絆を作り上げるものよ。知らんけど。


似合わぬ…いや、似合ってますけどね。まともかく、「女装」の姿でルークの墓参りにつきあうセシリーさんの絵は、横位置からの二人の微妙な距離の作り方がなかなか上手くてよろしかった。打ち明け話を聞いた帰り道に「やっぱ距離が縮まらんなあ」とモヤモヤしてるセシリーさんがかわいい。この時は横位置カメラじゃなくセシリーさんナメなので、画面上では割と近しく見えんこともないのが面白い。すぐそこだけど手は届かない、というね。