ハガレン

鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST・10話。ヒューズ中佐の退場と軍上層部への疑惑。ここに至るまでずうっと仕込み続けて来たヒューズさんの「大事な人」フラグが回収され、その状況もてロイさんが決意を新たにする話。壁に寄りかかった際の血痕、受話器に残る手形、家族写真を覆いつくす血糊…とまあ、傷と出血にまつわる演出がイチイチ丁寧で…そうねえ、外れナシの定番連打でちと感心したり。


毎度々々同じこと言ってるのだけれど、だからこそこの行儀の良くて軽いテンポがかなり残念だなあ、と思う。折角の大芝居なんだし、もっとネチこく非スマートにやる方が好みなのだけれどな。前作や原作ではどうだったのだろう。


ロイ兄さんは室井的に上層部を狙い、彼の「正義」を試そうとする。その標的の象徴としてのブラッドレージジイであるが、なかなか一筋縄ではいかないキャラがよろしい感じ。柴田秀勝ってだけで既に手強いわなあ。内海賢二でもどうにもならぬ、ってとこで。