ザムド/ヴァルキュリア

亡念のザムド・7話。ハルさんに会うために一時休暇をもらうアキユキさん、である。手紙っちうやり取り方法が、もどかしさと雰囲気との双方を見せててなんか面白い。郵便船という設定といい、この作品ってばコミュニケーションがサブテーマっぽい感じがしだしてます。知らんけど。


現地到着のアキユキさんを襲う異形の人。なんか「ツメバラ」という地名に呼応して変化したように見えたが、人為的な異形化でもされたのだろうか。…物語の前半と後半、異形化ののち化石しているのが両方とも「母」だってのがまた。何やらドロドロとした裏事情がありそうでねえ。前半の実験体暴走シーン、特に大暴れするでもなく「ただ何かを求めている」って風情なのか物悲しさを誘ったり。


鎮圧のための歩兵メカはともかく、あの装甲車のデザインが周囲の異形さとの対比として、良いな。巨大怪獣と二足歩行メカという風景にあって、何か打ち込まれた楔のような挟雑物感があった。


戦場のヴァルキュリア・8話。ちちの人はヴァルキュリア人であり遺跡に何かを見たのである。用事は済ませたとばかりに遺跡を砲撃したので、そこに居たアリシアさんたちは大いに困るのでした…という話。一時的な隔絶環境で本人の不在を作り、でもって別人からの評価と逸話を聞かせてキャラの深化を図るというシカケ、かな。


砲撃の犯人である帝国軍のあのバカ兵器は何やら凄そうだ。装甲列車かとも思ったが、レールも何も無いようなので「陸上戦艦」みたいな兵器なのかな。ラーテが元ネタか? ラスボスっぽいっすねえ…どこでどう運用する兵器なのかよう判らんけど。


コモリトカゲの生態から脱出方法を考案する、という要素はウェルキンらしいのだけれど、このトカゲさんのデザインがまた過剰にキモっちい…いやまあ、よくよく見ればかわいいかもしれんが…ので、彼らが出てきた時「古代遺跡に続いて古代怪物登場かよ!」とかビビってしまいました。あの微妙な大きさは結構怖いぞ。