いろいろ

続 夏目友人帳11話。呪術師の会合の話。いやあワシ何度も言ってきたけど、ああいうデカくて部屋数多くてワケ判らん人が一杯いる施設ってツボなんやなあ。千と千尋もあの湯屋がとても好きだったし。とりあえずみな和装なのはそういう決まりなのか? たまにヘンな人とか居そうな気もするけれど。


呪術師会合に出るも、友人帳ある限り彼らとも素直に交流でけへんな、と思う夏目さん。人とも妖怪とも呪術師とも一歩離れた存在になるってことか。大変やな。まァどうしても仲間になれないっちうワケではなくて、今回の案内人の石田さんといいガッコの仲間たちといい、組織や団体としてではなく個々人としてゆっくりと関係性を紡ぐ、という道は大いにあるのではありますが。


おとろしというかつるべ落としというか、巨大顔面の妖怪は伝統的でエエな。素直に強くて怖くて悪そうだ。あと、白髪の超越的女性に土井美加、っちうキャスティングはなかなか。…蟲師のぬいとかね。あーあと、「呪術師」の発音にやたら気をつけている風情の声優皆様が何やらいじらしくて。じゅじゅちゅしとは言えぬものな。


機動戦士ガンダム00・24話。ラストバトルは当然ながら主人公の刹那さんがなんとかする、のではあるが、状況の扉を実際に開けるのはティエリアさんである。彼が鍵であり、扉の前まで彼を連れて行く露払いとしての刹那さんイヤボーン、ですな。んでもってラスボスの古谷さんが立ち上がって次回へ引き。


「変革の力」としての刹那さんの粒子攻撃、そらもう考えは伝えるわ心を落ち着かせるわ傷は治すわで大騒ぎである。…ガンダムさんの味方側にしか効いてないような感じなのは、ただ敵側の描写が無いだけなのかあるいはそれが刹那さんの(無)意識なのか。こんぐらかった状況をあっちう間に何とかしちゃうデウスエクスマキナみたいなもんであり、少々ずるっこいような気もするが、まァ本家のニュータイプ描写も似たようなものか。


皆さんのドラマを各々すくい上げるシナリオはやはり「律儀やな」って感じ。その中においても藤原サーシェスさんの悪役テンプレが光りますなあ。無駄に脱出して無為に死んで、キッチリと場を作ってもらってよろしおました。あと、エエトコでちゃんと巨大人型に変形するルイスさんのMAが良し。ビックリドッキリメカには夢があるですよな。


ドルアーガの塔 〜the Sword of URUK〜10話。サブタイのラスト・リゾートってSNKのシューティングのことですよね、っちう懐古ジジイぶりを発揮しつつこんにちは。多分本来の意味の「最終手段」、ケルブさんの援軍のことでしょうけどね。てことで塔の上と下とでそれぞれクライマックス直前、さあ大変の巻。


仲間(じゃない人も居るけど)に裏切られたり何だりでかなり疲弊状態のパーティであり、これ以上危険をおして何故進むのか、というウトゥの言葉に「だってワシら登頂者だから」と力強くバカなことを言う頼もしいジルさん。それで納得しちゃう他の奴らも相当にクレイジークライマーではあるよな。そこに塔があるから登るのさ! …案外、こういうワケもない動機ってのは強かったりもするのだが。


離反集合を繰り返してる登場人物たちが一堂に会したときが最終局面、ですかね。地上のゴタゴタと同期して何かえらいことになるんだろうな。「自由だから神になりたい」っちう関ギルさんの意図がイマイチ判らんが、ま、あれは記号キャラとして見るべきか。…あと、アクションシーンでのファティナさんの髪がとてもよかったです。なびいて垂れて、の動きやシルエットで捉えた描写や、ね。


ソウルイーター50話。鬼神の人を何とかするために絶望的な戦いに…いや、足止めに全力を傾けるキッドさんと黒星さんである。マカとソウルの復活まで耐え切れるか、っちうところなのでしょうけれど、黒星さんが身を挺し、キッドさんがねんがんの対称形になってさえも(当然)敵わない鬼神の強さ、なのでした…という。


ソウルの精神をサルベージするために精神世界にダイヴするマカ。ゴテクサあった後、ソウルさんが狂気の象徴たるゴブリンと共生する(喰ってしまう)ことで手打ちにする、というオチの付け方はスマートだな、と思った。話の流れ的にもともかく、(アニメは終わっちゃうけれど)今後のソウルさんにとっての良い描写要素になるでしょうしね。…カプゲーファンのワシからすると、殺意の波動を受け入れた、ってとこですかね。違いますね。まいいや。


次週最終回。1話でラストバトルとケリ付けとエピローグの余韻と…ですか。ちょいと忙しくなりそうな気がするな。あーそうだ、途中ちょいと大塚芳忠の雰囲気で喋ってるソウルさんのヘンテコ演技がおもろかったです。うん。