屍姫/ケメコ

屍姫 赫11話。悪の屍さんたちの侵攻話。宮本充の人は彼らに取り入るため、身の証として藤原おっさんを斃しにくるのである。当然ながら真正面からの正々堂々勝負なんか発生せず、オーリさんはその身を敵に利用される…という。あの悪の七人さんたちはマキナさんの仇であるらしい。マキナさんの持つガッチガチに凝り固まったような余裕の無さの説明として、彼らの人外っぽさは良い機能を果たしているな。ベタはベタだが、オーリさんを使うという「卑怯の記号」も判りやすいし。


アクションもそうだけど、なんか日常シーンの細かしい仕種に手ェかかってんな。作画じゃないが中盤辺りの回想シーン、藤原さんが話者/登場人物、あるいは過去/現在、の区別無く自在に動きながら解説する、っちう演出が妙に凝っていた。演劇的というか小劇場系映画っぽいというか。…んで、その技を「なんか半エロいアニメフィギュアが目の前に現出!」っちうバカオチに使う照れも、ま、悪くなかったっす。


ケメコデラックス! 11話。…あら? 何故かわんなうつが録れている? しょっがねーのでアレをソレして補完。すんませんねえ。


てことで明かされるケメコ(エムエム)さんの出自と正体。彼女はミシマの人間であり父殺しの逃亡者である…と。しかしそれはミシマ視点の話であり、ナギさんに続いてここでも「ヒミツの戸松ちゃん」であるエムエムさんからの話はどうであろうか…って次回最終話なのか。うーん、なんかとりあえずのシメ要素でバタバタしなきゃ良いけれど。


毎度々々作画の質は良いレヴェルにある本作だけど、1話を思い出す高密度なバトルシーンがあって満足。いやそれ以上に、にょしょうの作画がウッハウハなんでしょうけどね。時間図ったら多分全編のうち半分以上は誰かのちちかしりかが映っていたのではなかろうか、てな大盤振る舞いで(何の?)、特にあのヴァニラ専務さんの熟女痴女っぷりはホンマ胸焼けしそうなほど良ゥございました。


…あと、イズミさんのすげえ臆面の無い登場サーヴィスカットとかね。なんだあの下からアングルは。流石に吹いたりして。眼福です。