とらドラ/キャシャーン+愚痴

●ゲロ吐きそうな忙しさを通り抜けてやっと通常の業務密度に戻ら…ないのは困ったものであり、なんか知らん他の部署で大ムチャしてるしわ寄せの波及が来たり、その上疲労や何やで倒れちゃった欠員の穴埋めとかが発生したり、でちっとも休めないのであるがまあいいや。結局明日は帰れなくなっちゃったりしたのだがまあいいや。なんとか一番の山は越して、頭の中でニンジャウォーリアーズの「DADDY MULK」の三味線パートが常に演奏されてるような狂乱状況はもう無いだろうし。ええ、もうそれでいいや。…良かねえけどな! ちっともな! とりあえずアニメ見る。


とらドラ! 7話。カワシマさんはその本性そのままにキャラとして固まったようである。イヤミで要領よくて裏表が激しい…が、今のままではメガネさんの「そのままの彼女を皆に認めて欲しい」ってな境地には到底届いていない。ま、キャラとしては今の状況の方が動かしやすいでしょけどな。


一方の虎子さんはプールが憂鬱であり、その理由はちちなしであるからだ。…いやあ、あの水着披露シーンの神々しさは別格だと思うがまあワシ個人の趣味は置いといて。こういう、自分の特性に対するコンプレックスは根が深いぞ、解決するのは難しかろう…とか思ってたら「夜なべしてちちパット作る」ちう経験共有方面で解決を図ったのはなかなか上手い出口だな、とは思ったり。「お前貧乳なのか」とフツーに言ってしまうノーデリカシーをなんとかフォローした竜児さんではなかろうか。


…それにしても、カワシマさんのキャラとして合致するのではあろうが、カナヅチの人一人生死の間際に追い込んどいて「だから謝ってるじゃない」はちょっとひどい脚本だとは思うけどね。それはなあ。


キャシャーン Sins・7話。高い塔の女、なんだかディックっぽいサブタイですな。美しさを求めて他者(ロボット)を犠牲にしていく、というモチーフは地獄変の系統でもあろうか。キャシャーンに触れて彼女は変わり、他者の犠牲を止めつつちょいとデンパ風味を加えたヘンテコ姐さんになる、というお話。病み気味なオチながらこの美しく滅び行く世界においては「エエ話」として成立してんのがなんかおもろい。…にしても、声優使い回しは何らかの信念なんでしょうか、ってことで今回は小山茉美姐さんの再利用でした。


こういうちょっと凄みのある人を描くのが上手い、ってのは才能ですな。声優演技やシナリオの重要性もあるが、妙に凝ってて思わせぶりなレイアウトやコンテもその効能に大きく寄与してるなあと思った。頭だけ画面外に切り落として喋らせる構図とか、クルリと回りつつ後ろ向きに歩かせる振り付けとか、何となくちょっと昔の観念的映画っぽい(すまんね、経験不足による語彙の貧弱さで)あざとさが雰囲気。


…んー、何だかんだで楽しんで見てるなあワシ。別にストーリー要らんぞ、ずっとこのままでいいや。