ストライク

ストライクウィッチーズ最終話。秋元羊介をムリクソ拘束して証拠書類を押収したので、途中の経過はすっ飛ばしてウィッチーズ再結成である。「第501統合戦闘航空団最後の出撃だ。存分にやれ」ですな。ネウロイネストは殲滅したのでウィッチーズ解散、しかし何故か花澤香菜娘の登場…ってまたあざといシメだなあ。続編もアリ、しかし別に無くてもオッケー(原作とか読んでね!)、という。


ウォーロックを斃してしまいかと思えば赤城ネウロイ出現! というラスボス展開は定番にしてなかなか。流石にこの辺の空戦シーンは気合入ってて、いちいちのケムやアクションがカッコよろしかった。…んで、一番目を引いたのがみんなの元に走ってくるリーネさんの作画だったんですけどね。あとバリケードを引っぺがす時、鋼材に密着してたちちがぐいと歪む、というワザを見せつけたバルクホルンさん。すげえな。


総評。…んー、慣れって恐ろしいものだなあ、という。中盤以降普通に楽しんじゃったもんねワシも。基本的にはぱんつ(に酷似したもの)をまるだしにした獣耳娘たちが二次大戦戦闘機風メカつけて空を飛ぶ…という、少々気ィの狂った世界観の「アニメ」ですしねえ。一枚絵やイラストで見ればまだアリなんだけど、それで背景作って脇役設定して動かして1クールの地上波アニメにする、というのはちょっと尋常ではない。


作画的クォリティは高かったし、各話演出もシッカリとしたものだった。そういう基盤を固めといた上で、あのバロック(悪趣味な過剰性)構造物を乗っけてくる…ってのは明らかに狙ったものだ。だからこそ「地上波作品として」成立しえたんだろうなー、と。つまり、カルト的な風味を上手いこと切り離してたと。…まァめんどくせェこと言わんでも、「俺の好きなものをヘタこく描いたらおもンないじゃん!」でもエエんですがね。まあ。


慣れと言ったけど、色んなところで寸止めせずに振りぬいちゃったその覚悟というか思い切りというか、にちょっと感心したのも大きいとは思う。確かにワタシの守備範囲とは異なるが、そういう姿勢自体は実にヨシとするところではありますしな。てことで、おもろかったっすわ。いろいろと。うん。