マクロスF

マクロスF・21話。ランカさん最後の挨拶。いや、最後かどうかはよう判らんが、とりあえずは先行編の「さよなら、大好きでした」の台詞お披露目の回、ですな。毎度ながら稠密で集積なシナリオながら、基本的にランカさんに寄り添った形の展開なので一本スジは通ってましたか。…しかしまァ、彼女が恐れ、驚き、戸惑い、覚悟し、心折れ、慰められ、想い、去るまでを30分、ついでにサブキャラの重かったり軽かったりするドラマまで盛り込んでますねんけどね。なんか「生き急いでる」ようなアニメだなあ。


そうねえ、楽しくて面白いんだけど、おっさんからするともうちょっと余裕持って語って欲しいシーンがいろいろと。本家「アイモ」を妙に悲しげなシチュエーションで響かせるシーンとか、ランカ/アルトでヒコーキ折り紙するシーンとか…せっかくエエ雰囲気なのだし、前後に「ダレ場」があった方が好きなんだけどな。そういうの、もう流行りませんか。


サブキャラの中ではまずはクランさんですよね。生身で武装引っ提げて特攻する姿はまるでエヴァ、そのあとシクシク泣いてる炉裡形態とのギャップがなにやら切ない。そんでまあ、やっぱレオン杉田さんかなあ。良い悪役っぷりではあるが、どうも「レオン最後の輝き」を感じさせるオンステージぶりでちょっと心配。わはは、エエけどね。


あと、あい君とランカさんとの繋がりが何かに似てるなあと思いつつやっと本日気づいたのは、ああ、これはガメラのイリスだなあ、と。遅いよワシ。