いろいろ

スレイヤーズREVOLUTION・8話。リナさんを捕らえるための罠屋敷…ちうか罠巨大構造物、である。内部には氷原とかバラ園とか夕陽の空き地(土管つき)とか。こんなもんどーやって短期間に作れたのか、とか聞くのはご法度である。聞いちゃダメだ、いいね。ゼロスさんがいればどうにだってなるんだからな! 


整合性はともかく、ゼロスさんのイケズな性格が良く出た…それも大塚明夫イジメ方面に良く出た、しょーもないお話でよろしございました。楽しそうだな明夫さん。三文芝居のアイデアとか表情の崩し方とか、エエ感じに古臭いなあ、実に古臭いなあ。口の中にセリフが描き文字で出てくるなんて久々に見て胸が熱くなりましたよ。…にしても、明夫捜査官って実はデキる人ですよ、てな描写が前になかったっけ? 今回のバカ行動もフェイク?


結局「相手に捕まった方が楽じゃん」と1話丸々意味のない行動でした、というシメ方もよし。ま、ポコタさんの逃がし方というエクスキューズはありましたけどね。あと、故郷のルナ姉さんが出てきた(出てきてないけど)のはまたちょっと懐かしかったり。


銀魂120話。「投げっ放しエンド」のお話二階建て。投げっ放しというよりはただの「酷いオチ」であり、その酷さ加減が酷いので感心したりした。桂さんネタのあまりにも唐突なお母さんオチも、その積み重ねをまるまる無駄にする構造が素晴らしくて良かったが、Bパートの回転寿司話のオチのどーしよーもなさはちょっと味わい深かった。「俺知ーらねー♪」の爽やかさはなんとなくジャガーさんっぽかったな。


ハタ皇子とかタマさんとか、過去登場の資産をこういう小ネタで再生するのはファン的にちょっと嬉しいのでよし。しかしこんなしょーもない話にしては登場人物多くて豪華だったなあ。…あと、イカ蔵さんのネタは原作ではちゃんと海老さんだったのだろうか。しょうがないとは言え、ギャグに一枚隔靴掻痒感が出ちゃってもったいなかったな。カレー持って襲ってくる絵面が良かっただけにねえ。


鉄腕バーディー DECODE・8話。廃墟合宿にてキャーイヤーン、という軽い話かと思わせといて村一つ消滅する話。前にも言ったけど廃墟撮影や侵入はいろいろ問題があったりするので良い子は真似しないでね! 楽しいけどね! てェかホンマに面白いんだよなアレ。男の子的にな。


前半のガキどもつれあってきゃいきゃいしてるシーンは、自然深い田舎町というシーナリーもあってちょっと懐かしい雰囲気がありましたな。夜中に天体観測、てなベタシチュもよろし。アルビレオはいっぺん見て欲しいモンですよ皆さん。あれキレイよ。ま、天の川が落っこってくるような空気の澄んだ田舎じゃないとアカンでしょうけど。…劣化メガネ(この場合はうる星ね)のプチうざったさが妙にリアルで、何となくゆうきっぽかったな。


後半の大破壊は、それまでのぽわぽわした雰囲気の下準備があるのでなかなかのインパクトだった。田舎だからあの程度で済んだのだろうな、これが都会なら…という「恐ろしさの予感」も充分に感じられる。あと「山間の風景からドンと大きなケムが立って土地が消滅する」という絵、なんか戦争映画的フェティシズムがあって良かったな。


狂乱家族日記19話。温泉でサーヴィスでヒョウカさんが想い人と再会する話。「事情あって一人で切り盛りしてる宿泊施設」というどっかで見たようなパターンは繰り返しギャグか何かだろうか、といぶかしむが気にしたら負けなのだろう。とりあえずここに「ドジ悪魔」が絡んでくるというまァた脈絡のない展開は実にこの作品らしい…のだけれど、今回の話は案外と普通のテンポであったかな。


どうしても獰悪になりきれないお人よし悪魔さんが計画をことごとく失敗させる、というメインの流れだけど、最後の最後にすげえ悲惨な目に遭ってしまう想い人さん、というオチにはどう反応して良いのやら。あと「傷を見られるのがいやで温泉に入れない」というユウカさんの存在は、ちゃんとチカさんがフォローしてあげようよ。それは無責任ですよ? 


…とりあえず温泉宿だからってんで、マジメに丹前着てるライオンさんがよろしかった。律儀やなあ。