●スレイヤーズREVOLUTION・3話。謎のペット誘拐事件発生! である。んでもって毎度登場の大塚明夫捜査官は、どうやらただのギャグトラブルメイカーではないようで…という。一見TV版の銭型的なダメ類型キャラに見えて、その裏には原作版銭型な食えない要素を持っている、てのはちと面白かった。なんせねェ、この作品テイストのことだ、最後までペラッペラのダメキャラでもオッケーではありましたのでねェ。ええ。
囮として仲間を使って「あなたの犠牲は無駄にはしない」なぞと呟いてツッコミを誘う、てなとてもとてもイマドキとは思えないシーケンスも、他ならぬ林原リナが喋ると貫禄が違うわなあ。当然こんなもんジジイの欲目補正以外の何者でもないが、なあにそれを織り込んだ上での作品なのであって何の問題も無い。とにかく異様に安定した話運びに安心感を憶える。憶えるから素晴らしい! ってェもんでもないけどさ、まあそれはそれで。
敵の小物錬金術師みたいな人に白鳥哲。あー、こういう役がピッタリフィットになってきましたなあ。関係ないが、まだちゃんと美少年声も出せるってことでこないだの雑文のデンで言うと粘着番長の声あたり良いのではないかと思った。思ったからどう、ってェもんでもないけどさ。
●銀魂115話。竜宮城アークに突入だそうで、さてどんなハズしかたをしてくれるのやら、と思ってたらこっちにも登場の白鳥哲@出歯亀軽犯罪野郎で笑ってしまった。ホンットにこういう役がはまる人になったなあ。いや、誉めてますよ?
本編は…ええと、毎度ながら一言で伝え辛い超展開ぶりでかなり楽しい。白鳥亀に梅宮亀に大鑑巨砲亀にとエスカレートしてゆく亀ネタの直後、何故か無人島における「一人でやってて見られたら恥ずかしいこと」ネタへと繋がる流れはあまりにも読めない。この恥ずかしあるあるネタがよろしくて、つまりその、一般的なアニメやマンガのテンプレート的なギャグパターンにまだなっていない、中途半端な時代感性がビッシビシ感じられるんですよな。朝日に向かって「あっのこっはァ太陽ーォのコマチィ、えーんじぇーる」と野太い声を張り上げる雪野姐さん。巨大な雲を見上げて「ラピュタだ」と一人ごちる釘宮。衒いもなく恥ずかしい。素晴らしい。
…んで、そういう次元を全て包括して超越しちゃう石田ヅラさんのオチはどうだ。酷すぎる。多分今後シリアス気味脚本にもなってゆくんだろうけど、もうワシはこれでいいや。ダメですか。
●マクロスF・15話。総集編気味な回ながらしっかり話も進めており、見ててダレさせはしない。…まあ、総集編の内容的には半分以上がお歌とメカバトルのPVみたいなもんなんですけどね。ホンマ、マクロスってこの二つなのな。いいよ別に。楽しいから。
てことで、いきなりのはいてない攻撃でピーキーに登場のランカさんと、元気な寝たきりシェリルさんである。にしてもあのはいてないシーンで普通に照れてるだけのアルトさんは何なのか。あの年頃でそれは無いのではッ! それともそんな性格じゃないとラッキースケベ資格は取れないというのかッ!
ええ、さて。複合人格っぽいグレイスさんの陰謀により、どうやら脚光を浴びる対象がシフトされそうな勢いですが…てことは、今回の後半の楽しいミュージカルシーンみたいな関係はしばらく見納めってことなんですかね。いや、あそこは見ててかなり恥ずかしかったですよ。良かったですけど、恥ずかしかったですよ。…現代的ミュージカルちうより、モノクロ映画で町娘とお姫様が若衆っぽい色男を取り合いしてるみたいな。わはは。
…ブレアさんがフッツーに「一般人」として自己紹介がてら登場するとこでちょっと微笑んでしまった。不穏なシーンのはずなんだけど、やっぱコントだわ。