狂乱家族日記

狂乱家族日記10話。ヒョウカさん担当回。なんだかとっても怪しい関西弁を操る「娘さん」との恋物語ではあるが、この作品のことなので物語の道具立ては直截的に重たげなものを採用している。すなわちヒョウカさんが過去に殺した相手が娘さんの姉。そしてこの作品のことなのでそこら辺に深く踏み込むことはしない(てェか人に生き死にの感想が異様に軽い)。純粋に「ロボの淡い恋物語を楽しんでってね!」ということでありますな。


とにかくアバン、娘さんと出会うまでのシーケンスが毎度ながらとんでもなく集積回路的圧縮加減で、これはこれで芸ですな。一瞬で過去のネメシスの襲来と初恋のキッカケ作りをやってのけやがった。いやちゃんと「やってのけ」られてたのかどうかはよう判らんが。あと、買い物に出かけた町「空骨町」のアナーキーさ加減がこれまた説明なしでアナーキーなのでとてもアナーキー。ここにはちょっと住んでみたいなあ。不思議な名前の町だが、元ネタは何でしょうね。エアボーン…とは関係ないと思う。


過去回想ってことで出てきた川澄綾子さんを天気予報お嬢さんで使い回してんのが妙に気になったが、別に書くほどのことじゃないか。書いたけど。